自炊の手間を省いて冷凍弁当を会社に持参していますが、節約になっているのか分かりません。最近はコンビニでカップ麺を買うほうが安い気がしています……。
仕事などで忙しくて自炊する時間がもったいないと、毎日冷凍弁当を会社に持参している人は増えているようです。しかし、節約面ではどうなのか疑問に感じ、コンビニで手軽にカップ麺を買ったほうがよいかもしれないと感じてしまうこともあるでしょう。 そこで本記事では、冷凍弁当とカップ麺の価格を比較していきます。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
冷凍弁当の価格
冷凍弁当は、保冷バッグに保冷剤を入れて持ち運ぶことが可能です。お弁当を作る手間がかからないうえに、栄養バランスがよくおいしく食べられるため、会社のランチに持って行く人が増えています。 冷凍弁当はスーパーで売られており1個400円前後程度で購入できます。宅配業者や通販サイトでも購入できますが、○○個入り〇〇円といった形で売られているケースが多いです。価格は商品によってさまざまですが、手頃なものだと1個あたりの価格500~600円程度でしょう。 また、個別に冷凍食品のおかずを購入して4~5個詰め込んだときのコストは、300円程度といわれています。 なお、冷凍弁当にはおかずのみの商品が多くあり、その場合はご飯を別に用意しなければなりません。ご飯については、2024年の米価格が大幅に上昇しており、5キログラムで3500円の米を使用する想定します。1回のお弁当には0.5合分のご飯を詰めると仮定すると、1合(150グラム)の半分にあたる75グラムが必要です。 5キログラム(5000グラム)の米を3500円で購入した場合、1グラムあたりの価格は0.7円となり、0.5合分(75グラム)のコストは52.5円です。冷凍弁当が600円とした場合、ご飯52.5円を合計すると、1回分のお弁当の総コストは652.5円となります。冷凍食品を活用した場合、手間を省きつつも一定の費用がかかることが分かります。
冷凍弁当とカップ麺の1ヶ月にかかる費用を比較
ここでは、手作り冷凍弁当とカップ麺の1ヶ月にかかる費用を比較してみましょう。出勤日数は、月に20日と仮定します。 冷凍弁当の1食分のコストは前述の通り652.5円で、1ヶ月あたりの費用は652.5円×20日=1万3050円です。 カップ麺は、1食116円とします。20日間で計算すると、1ヶ月あたりの費用は116円×20日=2320円となります。 冷凍弁当とカップ麺の1ヶ月の費用を比べると、冷凍弁当のほうが、カップ麺に比べて1万730円も高い結果となります。 なお、スーパーで個別に買ったおかずを詰め込んだ場合の1ヶ月あたりの費用は、300円×20日=6000円です。冷凍弁当より1ヶ月あたり4350円安く、カップ麺より3680円高い計算になります。 ランチ代の節約に、カップ麺は手軽でよいと好まれがちでが、カップ麺は栄養面において不安があるでしょう。その点、冷凍弁当は栄養や味などの満足度の面でカップ麺より優れているといえます。ランチなどの食事は、価格と栄養・満足度の両面から考えるようにしましょう。