<50代からの仕事の選び方>で大切なこととは。61歳ブロガー「『石の上にも三年』と言われた世代だけど、才能のないことを人の10倍がんばっても…」
◆「好きなこと」に秘められた力 “好きなこと”はやっているだけで楽しく、集中力や創造性も高まって幸福感を得られます。時間を忘れて目の前のことに没頭できるし、たとえうまくいかなくても、苦にならないから継続しやすい。 じつは、これってとてもすごいこと。 「始めたい人1万人、始める人100人、続ける人1人」という格言がありますが、それほど継続することは難しいということでしょう。 途中でやめてしまう理由の多くは、うまくいかない場面に遭遇したときのはず。それを回避できる力が“好きなこと”にはあるのです。 高校や大学を卒業し、一度も働いた経験がないまま選んだ会社が、自分の才能を生かせる場所だったという人は、いったいどれくらいいるでしょうか。 働いてみて、どうしようもないしんどさを感じたり、モヤモヤとした違和感が生じてしまうなら、あなたの才能はほかのところにあるのかもしれません。 たまたまの巡り合わせで仕事を選ぶのではなく、いま一度、熱中できること、すなわち“好きなこと”を思い出してみましょう。 「アメリカ合衆国建国の父」と呼ばれる政治家のベンジャミン・フランクリンも、「才能を隠してはならない。それは使うためにつくられたものだ。日陰に置かれた日時計にいったい何の意味があるのだろう」という言葉を残しています。 人にはそれぞれに、楽しく努力できる場所があるはず。
◆50代からの仕事の選び方 また、50代からの仕事の選び方としては、向き不向きはもちろん、その職種が今の時代にマッチしているかや、自分の体力や精神力との照らし合わせも肝心。 今までは“生活”のために働くライスワーカーだったとしても、これから“好きなこと”を仕事にするライクワーカーにも、“使命感”を持って働くライフワーカーにだってなれます。 むしろ、人生を折り返した今だからこそ、若いときより自分の生かし方を知っているはず。 そうとらえてみると、働く意欲が湧いてはきませんか。 ※本稿は、『先細らない老後のために、50代のうちにすべきこと』(扶桑社)の一部を再編集したものです。
中道あん
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