埼玉県・大野知事が定例会見4月21日(全文2)手話通訳導入は議会と相談したい
定例会見に手話通訳を導入しないのか
東京新聞:東京新聞の【イノウエ 00:28:01】です。知事定例会見における手話通訳の関係でいくつか質問があります。聴覚障害者協会やほかの福祉系の団体であったりとか、議会からも知事会見に手話通訳を同行という方法が多数【**00:28:20】られていると思うんですけども、一方で埼玉県の場合は緊急事態宣言が最初に出された7都府県の中で唯一まだ設けられていないような状況です。そういった状況について、知事は今どういうふうにお考えなのかということと、第2点は、他県では4月の新型コロナを受けて、急遽対応したような自治体さんもあるんですけれども、埼玉県ではなぜ、素早く4月に対応できなかった理由というか、要因っていうのががもしありましたら【****00:28:58】ください。 大野:まず埼玉県は、しばらくの間というか、私が知っている限りにおいては手話通訳を導入してきませんでした。他方で聴覚の障害者の方々からご要望もいただいていることもありますし、私としてはすべての県民に等しくこういった情報、特に大切な情報だと思いますので、これが届くことが望ましいというふうに考えています。以前からお話をしておりますけれども、予算措置がございますので、必要でありますので、議会とも相談をしながら実施に向けた検討を進めていきたいというふうに考えているところでありますが、ただ、それでは伝わらないという話がありますので、今は相対的に予算が必要がないテキストをホームページに掲示することを行っている。ご要望をいただいて指示をさせていただいたところであります。 次に、近く、私どもとしても予算について検討するというふうに申し上げたところであり、そこでしっかりと盛り込んでいきたいというふうに考えていますが、また議会と相談をさせていただきたいと思っています。
条例があるにも関わらずスピード感がないのでは?
東京新聞:県では2016年に県手話言語条例が設置されていますけれども、こういった視点からいくと、今回他県さんでできて埼玉ができないわけはないと思うので、ここら辺、条例があるにもかかわらずスピード感がちょっと落ちてしまったというところについての知事のお考えと、今度、中小企業への支援に関して補正予算を組まれると思うんですけれども、そこに対して今回の通訳の関係も取り組まれるんでしょうか。また、議会と相談してという話は分かるんですけれども、もし仮にやれるとしたら、いつから導入したいなというふうにお考えでしょうか。 大野:1番目と2番目の話については、すでにお話ししたとおりであります。そして3つ目については議会からご承認をいただき次第、執行したいと思っています。どうぞ。