フィギュア鍵山優真がNHK杯連覇「失敗しても立て直せたのは“成長”」フリー序盤に転倒も300点超え
◇フィギュアスケート グランプリ(GP) NHK杯〈9日、国立代々木競技場第一体育館〉 【画像】大会連覇へむけて首位発進した鍵山優真選手 フィギュアスケートのNHK杯男子フリープログラムが行われ、日本の鍵山優真選手が300.09点で優勝。大会連覇を果たしました。 前日のショートプログラムではすべてのジャンプを成功させ、105.70点で首位発進。フリープログラムは、演技冒頭の4回転フリップを転倒します。それでも、続く4回転サルコウではGOEの加点3.74と高い完成度で着氷。4回転トーループ・3回転トーループの高得点コンビネーションジャンプも見事に成功させました。 さらに細部にまで神経が行き届いたステップシークエンスでは最高評価レベル4を獲得。最初のミスを帳消しにするような見事な演技で、フリーでは194.39点をマークし、合計で300点の大台を突破。大会連覇を達成しました。 試合後のインタビューでは、開口一番に「悔しいですね」と一言。冒頭のジャンプのミスを悔やみながらも、「失敗しても立て直せたのは成長した部分」と笑顔をみせました。