プーチン氏に逮捕状を出した国際刑事裁判所 しかし危機をもたらしているのはアメリカだった【報道1930】
国際刑事裁判所(ICC)赤根智子 所長 「私はどこに行っても『ICCがなくなったらどういう世界になるか想像してください』って言うわけです。戦後世界の英知を集めてようやくできたICCが、少しずつでも法の支配というもとに裁かれるべき人は裁かれるという世界になっていくことを目指して…」 元々“正義のために仕事がしたい”と検察官になったという赤根所長。最後に松原キャスターが聞いた…、「“法”の持つ最も大きな力って何だと思われますか?」 国際刑事裁判所(ICC)赤根智子 所長 「“法”っていうのは人間生活の中で最後のセーフティーネットみたいなもの。法律家が陥りやすい間違いっていうのは法律家が何でも仕切っていると思い込むことです。そうではなくて一番底辺の、一番弱い人たちを最後に救うものが“法”であるべき出し、そうなっているべき…。ICCはそのためにあるんだ、と…」 ICCの存続のカギを握るのは“ならず者国家”でも“テロ国家”でもない民主主義を標榜している超大国アメリカなのである。そして、日本はICC最大の拠出国であり法の支配を尊重する国。赤羽所長が日本に求めることとしてはただ一つ、同盟国としてアメリカが制裁するようなことはしないよう働きかけてほしいということだという。 (BS-TBS『報道1930』12月20日放送より)
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