「スポーツ欄になかなか載らない時期も」車いすテニス・国枝さん会見2月7日(全文3完)
自信を付けるためのヒントは
記者:朝日小学生新聞の【前田 00:43:36】と申します。国枝さん、おめでとうございます。これまでも、今も出ていて、「俺は最強だ!」という言葉は子供たちにも広く伝わって、そうとはいえ国枝選手も「俺は最強だ!」ってなるまでには自信を付けるさまざまな努力をされてきたと思います。あらためて子供たちに自信を付けるヒントのようなことと、何か子供たちに、1つのことを、今、区切りとしてやり終えた国枝選手からメッセージをいただけたらありがたいです。よろしくお願いいたします。 国枝:もちろん僕自身も、この「俺は最強だ!」っていうメンタルトレーニングは1位になる前から続けてはいたんですけど、じゃあそれだけやってれば1位になれるんだったら、みんな1位になっちゃうんで。やっぱりその裏には積み重ねっていうものがあって。本当に一日に同じような練習をずっと繰り返し反復でやったりだとか。ただ「俺は最強だ!」っていうことを毎日言い続けてる分、その反復の練習のクオリティーもやっぱり上がってくるわけなんですよね。こんな、じゃあ集中力で、本当に「俺は最強だ!」って言い切れるの? っていうふうに自分自身に問いながらの練習っていうのは、やっぱり練習の質を上げることにつながったかなっていうふうに思います。なので、本当にそうやって自分自身、断言するトレーニングっていうのは、僕自身はすごく効果はありましたけど、その裏にはやっぱりそういった積み重ねがあるっていうことを伝えられたらなと思います。 司会:ありがとうございます。では続いて、挙手をお願いいたします。早かったですね。そちらの方、お願いします。
福岡の大会はどういう存在か
記者:九州、福岡の西日本新聞の【前田 00:45:30】と申します。国枝選手、このたびはおめでとうございます。福岡といえば飯塚国際車いすテニス大会、JAPAN OPENがございます。国枝選手も19歳で初めてその大会に出られて、これまで9回頂点に立つなど、非常にゆかりのある大会かなというふうに思うんですけれども、あらためてこの大会が国枝選手にとってどのような存在であったか。今日も関係者の方が来られてると思うんですけれども、どういった思いを持たれてるかを教えてください。 国枝:飯塚のやはり大会は、国内で、本当、唯一トップ選手が集まる大会で、以前は4大大会の1つでもありましたし、また、グランドスラムが健常者と一緒になってからは、その1つ下のスーパーシリーズっていう格付けで大会が行われて、本当にこの国内でトップ選手が集まる大会っていうのがあそこしかなかったっていうところは、僕自身もそこでの思い、そこでのプレーっていうものは、やっぱり相当力を込めて戦ってきました。その中でやっぱり9回優勝できて、最後は天皇杯として優勝できたっていうことに関しても、すごく思い入れのある大会ですね。今年も伺うのを楽しみにしてます。 司会:ありがとうございます。ここで、大変申し訳ございませんが、次で最後の質疑応答とさせていただきたく思います。お願いします。では挙手をお願いいたします。そちらの中央のネイビー色の服の方ですかね。お願いいたします。