「ゴロンして」と言われて寝転ぶ姿にキュン! 飼い主の言葉を聞いて行動できる猫の特徴は?|獣医師解説
飼い主さんが胸キュンしたそのワケとは……? 紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@Mh0MLiErcV8E97Cさんの愛猫・もなちゃん(取材当時3才)。「『ゴロンして』と言うとやってくれるようになりました!」とコメントされた投稿には、もなちゃんが飼い主さんの言葉に応えてその場でゴロンする姿が映っています。 【動画】【ゴロンして】と言うとやってくれるもなちゃん もなちゃんがこの行動をするようになったのは、飼い主さんの夫とのやりとりがきっかけだったそう。夫が「ゴロンして」と声をかけたあとになでたり、ゴハンをあげたりを繰り返しているうちに、できるようになったのだとか。この投稿は、その話を聞いた飼い主さんがもなちゃんへ初めて挑戦するときに撮ったもの。飼い主さんは思わず「可愛い……」と呟いていますが、納得の愛くるしさです。 この投稿を見たXユーザーさんからは、「天才!!!」「え~、なんて上手で可愛い!!」「可愛いうえに賢い!」「言葉を理解してお利口さんです」などのコメントが寄せられました。
普段は甘えてこないもなちゃんの行動に、飼い主さんは「嬉しかった」
上手に「ゴロン」と寝転んだもなちゃんの姿を見て、飼い主さんはどのように思ったのでしょうか。 飼い主さん: 「『とっても可愛い!』と思いました。そして、言葉を理解していることに驚きました」 過去にねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さんと夫とで態度や表情を変えるもなちゃんを紹介。今でも、普段のもなちゃんは飼い主さんには甘えてこないのだそう。 そんなもなちゃんが今回ゴロンする様子を見て、飼い主さんは「同じように寝転がってくれてとても嬉しかった」と振り返ります。飼い主さんいわく、「この行動をすると褒められたり、ゴハンがもらえることを理解してる」という賢いもなちゃん。 褒められるととっても嬉しそうな表情をするもなちゃんを見た飼い主さんは、「褒められることも大好きなんだなと、愛おしく思いました」と話しています。
【獣医師解説】飼い主さんの言葉を聞いて行動できる猫の特徴
飼い主さんが「ゴロンして」と言うと、もなちゃんはその場にゴロンと寝転ぶ様子を見せました。猫のこの行動からは、どのようなことがわかるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。 岡本先生: 「一般的に、猫は単語を音として理解していると思われます。そのため、単語を発する際の飼い主さんの声のトーンなども総合して、理解していると考えられます。猫は文章よりも、単語のほうが理解しやすいです。よく聞く自分の名前や、『ゴハン』『オヤツ』などの猫にとって良い記憶として残る単語は学習しやすいでしょう。 今回のもなちゃんも、飼い主さんの『ゴロンして』という言葉(音)に反応し、『ゴロンすると良いことがある』という経験を繰り返すことで学習したのではないでしょうか。人の言葉を覚えたり、普段から飼い主さんの言葉をよく聞いて行動する猫というのは、飼い主さんと一緒に行動したがる猫に多い傾向があると思います」 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) 写真提供・取材協力/@Mh0MLiErcV8E97Cさん/X(旧Twitter) 取材・文・構成/雨宮カイ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
ねこのきもちWeb編集室