内臓脂肪が勝手に落ちていく決め手「〇〇〇オイル」の驚くべき健康効果、とり方のコツとは?【更年期世代の我慢しないで内臓脂肪が勝手に落ちるプロジェクト④】
Q. 職場でのランチで、MCTオイルをうまく取り入れるには?
A. 容器に入れて持ち運んで、ランチにかけよう 「ランチでもMCTオイルをとるためには、持ち歩くのがおすすめ。100円ショップなどで購入できる小さなしょうゆ入れなどに入れると携帯しやすいです。また、最近は小分けパウチに入ったMCTオイルも市販されているので、それを携帯するのもよいでしょう。 外食の場合にも、お弁当の場合にもかけてください。MCTオイルを一緒にとると、糖質だけ摂取したときよりも、糖質がエネルギーとして早く燃焼され、体脂肪になりにくいという研究結果があります。 また、MCTオイルは腹もちがよく、一般的な食用油を含む食事のときより、食後に空腹感を覚えにくいという報告もあるのでおすすめです」
Q. MCTオイルは、筋トレなどの運動をしている人にもおすすめ?
A. 筋肉の減少を防ぐことができ、持久力もアップするのでおすすめ 「MCTオイルは、筋トレをしている人にもおすすめです。MCTオイルを使うことで脂肪燃焼体質になると、脂肪から優先的に使われるようになるので、筋肉の減少を防ぐことができ、筋トレの効果をサポートしてくれます。 実際、オフシーズンの大学レスリング選手に対して、サラダ油とMCTオイルをそれぞれとらせて筋肉量を調べた研究では、サラダ油を摂取したグループは筋肉に減少傾向があったのですが、MCTオイルを摂取したグループは筋肉が維持されたという結果が出たようです。 また、MCTオイルをとるとエネルギーが生まれるので、持久力が約1.5倍もアップしたという研究報告もあり、疲労しにくくなる効果が期待できます。 MCTオイルは最も効果を発揮するのが3時間後といわれているので、運動の3時間前までに摂取しておくのがポイントです。もちろん、筋トレだけでなく、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動の場合にも疲れにくくなるのでおすすめです」 MCTオイルを生活にうまく取り入れて、ダイエットや健康&若さの維持に役立てよう。
【教えてくれたのは】 齋藤真理子さん 医学博士。日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。医療法人社団山本メディカルセンター理事長。2010年に同センターに入職し、皮膚科・形成外科を立ち上げる。アンチエイジング分野にも取り組み、メディカルエステ、ドクターズコスメなどの開発・販売も手がける。2016年山本メディカルセンター2代目院長に就任。皮膚科・形成外科、美容皮膚科、内科、人間ドック、訪問看護ステーションを統括。分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン「桜山茶寮」も運営。著書に『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)がある。 写真/Shutterstock 取材・原文/和田美穂
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