一人暮らしの娘はお風呂代を浮かせるために「銭湯で掃除」のアルバイトを週5回しています。1ヶ月でどのくらい節約になっていますか?
昨今の物価高で、日々の生活にかかる費用を少しでも節約したいと考える方も少なくないでしょう。中でもお風呂にかかる費用を節約したいと思う方もいるかもしれません。お風呂にかかる費用を浮かせるために、銭湯で掃除のアルバイトをする方もいるようです。 この記事では、銭湯で掃除のアルバイトを行うことによって、1ヶ月のお風呂にかかる費用をどの程度節約できるかを計算し、詳しく解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
自宅のお風呂に1日1回入った場合にかかるガス代と水道代
自宅のお風呂に1日1回入ったと仮定し、その場合にかかる1ヶ月(30日)分のガス代と水道代を計算します。今回のガス代と水道代を求める条件は、以下の通りです。 ●200リットルの浴槽にお湯を張る ●シャワー9分間で、108リットルのお湯を使用する ●20度の水温を40度まで上げる ●水道代単価:0.24円 ●ガス代単価:153.96円(2024年11月時点) ●熱効率:80% ●発熱量:1万750キロカロリー ガス代を求めるときは、以下の式にあてはめます。 上昇温度 × 水量 ÷(発熱量 × 熱効率) × ガス代単価 ガス代と水道代を表1にまとめました。 表1
※筆者作成 表1から、浴槽とシャワーにかかるガス代と水道代の合計は1日あたり約185円、1ヶ月あたりで約5550円ということが分かります。 なお水道代単価とガス代単価は変動があり、使用状況により費用は異なるので、参考程度にしてください。
銭湯でアルバイトすることで自宅のお風呂に入る回数を減らした場合にかかるガス代と水道代
銭湯のアルバイトを週5回してアルバイト後に無料で銭湯に入った場合、自宅のお風呂に入る回数は週2回になります。1ヶ月で8回使用したと仮定してガス代と水道代を計算します。お風呂の回数以外の条件は前章と同じです。また、1日あたりにかかるガス代と水道代の合計も前章と同じとします。 1ヶ月の内8回自宅のお風呂を利用した場合にかかるガス代と水道代は、浴槽にためるお湯で約960円、シャワーのお湯で約520円です。上記から、浴槽とシャワーにかかるガス代と水道代の合計は、1ヶ月あたりで約1480円ということが分かります。 これらを踏まえると、1ヶ月あたりにかかるお風呂のガス代と水道代の差額は、浴槽にためるお湯で約2640円、シャワーのお湯で約1430円です。つまり、単純計算で約4070円の節約になっている可能性があります。