「もっとカオル君にコンタクトをしておかなきゃ…」三笘薫に得点を許した菅原由勢が猛省。日本代表戦士とのマッチアップで感じたプレミアの“レベルと怖さ”「カオル君には尊敬の念がある」【現地発】
「自分に対しての課題を突きつけられた」
それは5戦ぶりの先発復帰となったブライトン戦も同様だった。攻撃面では要所で好プレーを見せ、チャンスメイクに成功。1点を追いかける前半終盤には、立て続けに菅原の鋭いクロスから決定機をつくり出していた。 試合後の取材で、筆者が前半のサウサンプトンの攻撃が右からばかり始まっていたことに触れると、菅原は「僕が出ている以上は、そこの攻撃のところ、関わる回数を増やしていかなくてはならない」と振り返った。 「関わる回数を増やしていこうって思いながらプレーしましたし、その中でクロスも何本も上げられた。ゴール前に顔を出す、関わる回数は僕自身の強みは出せていたと思う」 翻って守備面では、この日も苦戦を強いられた。序盤の7分には、相手のカウンター時に自陣でボールを受けた直後に三笘にボールを奪われて、あわや失点の場面が見られた。 こういったケアレスなシーンが度々見られることについて、菅原は「ああいうミスっていうのは試合中起きるんで。そういった中で、どう起きないようにどうするかっていうのを考えなきゃいけないし。 起きた後にどう対処していくかっていうことの連続だと思うんで」と話したが、その一方でプレミアの“怖さ”、さらに自身の守備のブラッシュアップの必要性についても理解していると加えた。 「でもそういったところのミスをプレミアリーグのチームは許してくれない。開幕戦の相手が退場してからの0―1もそうだったし。いろんな試合でも、ボールを握ってるにもかかわらず先にチープな失点をしてしまって、そこから試合内容が変わったりっていうのも、やっぱり僕ら自身は経験がある。そういうのをしっかり生かしていかなきゃいけないと思うし。僕自身も生かしていかなきゃいけない、学ばなきゃいけないとは思う。でも、やっぱりそういう1つのミスが 勝負に関わるというか、ほんとに勝つか負けるか、そこでポイントが取れるか取れないかっていう致命的なものに繋がってくるのはプレミアのレベルの高さだと思う」 さらにブライトン戦の29分に、三笘にマークを外されて失点を許した場面についても、「もっと自分がカオル君に対してコンタクトをしておかなきゃいけなかった」と反省している。 「あの失点がなければ1-0で勝ってたわけなんで、もっともっと自分に対しての課題を突きつけられたと思う。そしてそのチャンスをものにしていくっていうブライトンの強さ、カオル君の選手としての質の高さから、やっぱり僕自身まだまだ改善しなきゃいけないし、そこを止めていかないとこのプレミアリーグでは生き残っていけないというのを実感した。本当に非常に自分自身まだまだ成長できるなという感じた試合でもある」 そして「こういう舞台でしっかり結果を残し続けているカオル君にはやっぱり尊敬の念があるなと思います」と続けて、日本代表の先輩に敬意を表した。
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