旧車乗り必見! バイクのキックペダルを分解する方法【DIY整備ワンポイント】
固定方法に悩むぞ!
バイス(万力)に挟んで縮めてみても、片側はクランプできても、その反対側に引っかかるものはない。つまり、ワッシャーを均等に抑え込むことはできない。 プライヤーを併用してみたけど、同様に引っかかる場所がないので、やっぱりワッシャーを均等に縮めることがとても困難なのです。ちょいまち。これって難しくないかい??
エンジン分解に使う特殊工具が使える説
「スプリングを均等に縮めた状態」で「中のピンを外す」という目的においては、この道具は使えるのは間違いないでしょう。 「バルブスプリングコンプレッサー」 これは、エンジンのシリンダーヘッド内のバルブスプリングを縮めながら、バルブコッターを取り外すための特殊工具。考えれば考えるほど、これほど適任の工具はないんじゃなかろうかと、思えてくる。 縮めた状態で中のクリップを外すことは可能! ・・・なのだけど、でもやっぱり、この湾曲したキックペダル本体をどうやって固定するか?? これが課題になってきますね。 ちなみに、キックペダルがまっすぐだったら、もうちょっと簡単かもしれない。だけど、ちょっと曲がっているだけで、反対側から押すことがこんだけ難しくなると思わなかった。ここからしばし悩みますが、その過程は省略させていただきまして・・・そんなわけで、至った結論がコレです。 キックペダルを卓上バイスにクランプして、スプリングコンプレッサーで、その卓上バイスごとクランプするという作戦。 このやり方はビンゴで、見事スプリングを縮めることができましたっ!
Cクリップさえ外せればコッチのもの
残りはこのCクリップの外し方、ですね。お察しの通り、このクリップ、フリーになったらくるくる回ります。 外そうと思ってもずっと逃げられてしまうので、針状のもので切り欠きの半分を抑え込んだ状態で、マイナスドライバーでクリップを引きずり出しました。 やっと外れた~! 文字にすると短いものですが、実際リアルにはどんだけ苦労したことか・・・。 ペダルの先端を外しますが、サビによる固着で予想以上の硬さ。こりゃ~回らないわけだわ。で、無事に全バラにできました~。 分解さえできればコッチのもの。錆を落として、グリスアップしてやれば、さっきまでの苦労は何だったの? ってぐらいに、軽快にクルクルと回転してくれました~・・・!!