海外メディアも井上尚弥の衝撃ラスベガス7回KO勝利を大絶賛「モンスター級ワンパンチで破壊」「最強証明」
「勝利の後、彼は『僕は年齢と共にさらに向上している』との思いを語った。そしてマロニーに対して『堅固なアスリートだった』と敬意を示し、次戦に向けて『118パウンド(バンタム級)でさらにベルトを得ることを望んでいる』と語った」と井上の談話を紹介した。 注目の次戦については「カシメロがWBO世界バンタム級ベルトを保持しているため、もし井上対カシメロの試合が用意されるのであれば、それは理に適う。WBC世界同級王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)とノニト・ドネア(フィリピン)についても同じだ」と記した。 弟の拓真が統一戦で敗れたウーバーリと、井上が昨年11月に勝った元5階級制覇王者のドネアは12月12日に米国でWBCのタイトル戦を行う予定となっている。 またアラムCEOの「ザ・モンスターはスペシャルなファイター。長い間、あのような若いファイターを目にすることはなかった。戦士のように戦ったマロニーも褒めたい。彼は全力でぶつかった」というコメントも紹介された。 ラスベガス・レビュージャーナル紙は、「マロニーは痛い思いをして学んだ。バンタム級統一王者の井上は評判通りに素晴らしかった。もしくはそれよりさらに良かった」と伝えた。「27歳の井上はアグレッシブさ、獲物を追うスタイル、残忍でノックアウトを奪うパワーで『ザ・モンスター』の異名を持つ。なぜ、そう呼ばれるのか、を(マロニー戦で)容易に見て取ることができた」と絶賛した。 CBSスポーツも、「井上がマロニーをラスベガスで7回に高速ノックアウト」との見出しを取り、「『ザ・モンスター』がマロニーを簡単に扱い、なぜ彼がパウンド・フォー・パウンドのトップ選手の1人なのかを示した」と称賛した。 記事は、「井上はボクシングのパウンド・フォー・パウンドのトップに向かっているすべてのものを披露したが、試合で最も大きなインパクトは『ザ・モンスター』のトレードマークとなるパワーだった」と、2度のダウンを奪ったパンチ力を評価した。 「マロニーは戦いを通して、インサイドで泥臭く戦うという戦略を実行しようとした。マロニーにとって不運だったのは、距離を詰めることができても、アッパーカットを頭に、素晴らしいフックをボディーにドスンと打ち込んできた井上が、すべてにおいて(対応する)答えを持ち合わせていたことだった」と続けた。 マロニーの地元、豪州のオンラインメディアnews.com.auは、「劣勢の豪州選手が『モンスター級の』ワンパンチによるノックアウトで破壊される」との見出しを取り、挑戦者側からの記事を報じた。 記事は、「世界で最高のパウンド・フォー・パウンド選手の1人である井上が、魅惑のスピードとパワーでマロニーをバラバラにした」と、井上を褒め称え、「豪州選手(のマロニー)はプレスをかけられ次々にパンチを決めるチャンピオン(の井上)を相手に何ら答えを見つけ出すことができなかった」と、歴然とした力の差があったことを伝えた。 海外メディアの報道にネガティブなものは一切なく、称賛のオンパレード。頭を使い7回に仕留めた井上のラスベガスデビューは大成功だった。