井岡一翔とフェルナンド・マルティネス

　ボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田和毅（33＝TMK）がユーチューブチャンネル「TMK　BOX　TV」で注目の一戦の行方を占った。大みそかに前WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔（35＝志成）が、東京・大田区総合体育館で同級王者フェルナンド・マルティネス（33＝アルゼンチン）との再戦に挑む。 　和毅は7月の前回対戦（井岡が0―3の判定負け）の試合内容について「一翔はテクニシャンでパンチもらわへん。それがあんだけもらったら、今までの試合で初めてやと思うねん。でも、めちゃくちゃ打たれ強い。昔の一翔やったらたぶん、倒れてたと思う。あの試合は覚悟が違う」と分析する。 　その上で「マルティネスの前の試合、（ホスベル）ペレスとやったやつかな。そっから一翔はスタイルが変わった。前に行くスタイルというか、プレッシャーをかける動きでやってたから。たぶん、前回あのスタイルで負けてるから昔のスタイルに戻すと思う。足を使いながら距離を取ってジャブを打ってポイントアウト。同じスタイルでいったら、パワーで勝てない。テクニックとスピードで1ラウンドずつポイントを取っていくスタイルでいくんじゃないかな。一翔、めっちゃ賢いから」と指摘した。 　その上で「再戦というのは、1回目勝ったやつが勝つケースが結構あんねん。でも、一翔は賢いからな。経験あるし、スピードも速いし、当て勘もスタミナもあるし。トータルで言うたら全然、上やと思うから。俺はたぶん、今回はポイントアウトで勝つんじゃないかなと思ってる。リベンジマッチに強いから」と井岡の勝利を予想した。