たった9アイテムで1000通りの着こなしが叶う、その方法とは?
毎朝、何を着るかで頭を悩ませているなら、「カプセルドレッシング」を取り入れるのが恐らく最も効果的な解決法だろう。ワードローブを整理し、衝動買いを避け、お金を節約することにも繋がるこのメソッドを、その道のプロが伝授する。 【動画】たった9つのアイテムでスタイリングの印象が変わる!「カプセルドレッシング」による着回し術を見てみよう 毎年秋になると、着るものに関して、同じジレンマが繰り返されてはいないだろうか。天気が予測できないときに着る大きなセーターを手に取る一方で、寒い季節にあまり適さない服を衝動的に買ってしまうのは女性ならよくある話。その結果、クローゼットの中は、互いにマッチしない服で溢れかえり、着るものがないという感覚に陥りがちだ。そして衝動買いしたシャツは、1日着れば忘れてしまう存在に......。この悪循環から脱却する方法として、ファッションインフルエンサーのアリス(28歳)は、片付けコンサルタントとして知られる近藤麻理恵のメソッドを基にしたスタイリング術「カプセルドレッシング」をシェアしている。 「カプセルドレッシング」のアイデアはとてもシンプルだ。毎シーズン、不必要に新しい服を購入するのではなく、ワードローブを一旦空にしてから、誰もが持っているようなベーシックアイテムを9点に厳選するが、まずはニュートラルなトップス3点、無地のボトムス3枚、落ち着いた色合いの靴3足に絞ることから始めてみよう。それらを組み合わせて、さまざまなルックを作るのが「カプセルドレッシング」のメソッドだ。たとえば、無地のブルーのシャツはグレーのスカートとマッチするし、そのグレーのスカートは生成色のタートルネックセーターとも合わせやすいだろう。実際、アリスはセーター2枚とシャツ1枚、スカート2枚とパンツ1本、アンクルブーツ、ヒール、スニーカーをそれぞれ1足というわずか9つのアイテムを組み合わせて、20通り以上のルックを作り出している。それだけあれば、冬の終わりまで飽きることなく着回し続けることができるというものだ。 さらにアリスは、ベーシックアイテムのみで組み合わせる一連のスタイルは、コート、バッグ、アクセサリーによって、魅力を増幅させることができると述べている。「このテクニックで、購入したアイテムを最大限に活用できます」と彼女は説明する。さらに、「ヒールが苦手ならローファーやモカシンに、アンクルブーツをフラットブーツに置き換えることができます」と、より自分らしいアイテムを代用するようアドバイスするが、言い換えれば、可能性は無限に広がるということだ。先だって話題になった、3ヶ月間で33点のアイテムを手元に置いておくというメソッド「333ドレッシングルーム」よりも、少ないアイテム数で済ませられる「カプセルドレッシング」を好む人は多いはずだ。