医師が推す【魚肉ソーセージ】の4つのメリット、ぜひストック食材に
昭和生まれには馴染み深い「魚肉ソーセージ」。ネットやSNSなどでは「ギョニソ」の愛称で親しまれ、国民に長く愛され続けているロングセラー商品です。 【画像2枚】トクホ認定されている『リサーラ』のギョニソ「DHA入りリサーラソーセージω」を写真で見る そんな「ギョニソ」が今、健康面やコストの面から再注目されています。さらに、最近ではギョニソはトクホ認定されているものも登場し、ひと昔前のギョニソから大きく進化しているのだとか……。 今回は医療法人社団碧桜・あきはばら駅クリニック院長であり、脳の健康など医療アドバイザーとしてさまざまなメディアにも登場している大和田潔先生にギョニソの健康メリットについて、お話をうかがいました。大和田先生はご自身で料理もされ、レシピも多数アレンジしているんですよ。
ギョニソはタンパク質が豊富!
まず、魚肉ソーセージことギョニソにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか? タンパク質が多そうな印象ですが……。 「はい。ギョニソ1本には8gほどのタンパク質が含まれています。ギョニソは私たちが不足しがちなタンパク質をお手軽に補ってくれます」(以下「」内、大和田先生) 1日に必要なタンパク質は40g~60gと言われています(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)参照)。しかし、十分に摂れてない人がほとんどなのだとか。 「また、ギョニソは色々な魚のすり身から作られているため、魚由来の単一ではない多様なタンパク質を摂取することができます。 さらにすり身のため、かたまりのお肉などと比べて消化が良く、吸収されやすいのもポイントです」
不飽和脂肪酸のDHAとEPA
ギョニソにはタンパク質以外にも、魚に豊富な不飽和脂肪酸が含まれています。 「青魚などに多く含まれるDHAやEPAは体内ではほとんど生成できないため、食物から摂取することが必要です。必須脂肪酸であり、積極的に摂りたい栄養素です。DHAやEPAは体を作る細胞の細胞膜の材料として、直接とりこまれ使われます。それがDHAやDPAなどオメガ3の素晴らしいところで、中鎖脂肪酸や植物油などにはないものです。 DHAは細胞の形が複雑な脳や神経細胞に密接に関係している栄養素です。EPAは中性脂肪の低下を促し、循環器を健康にする手助けをしてくれます。 お子様の脳の発達にも大切な栄養素だと言われています。またそれぞれが体内で代謝されてできる物質には炎症を抑える抗炎症作用もあります」 多少食べすぎても、これらの栄養素を過剰に取り過ぎることはないのだとか。 「ただ、ギョニソにもさまざまな種類があるため、すべてのギョニソにDHAやEPAが豊富なわけではありません。“DHA・EPA入り”等の記載があるものを選んでください」