【マーメイドS】斤量は実力も評価された微減が狙い目 東大HCの本命はエーデルブルーメ
例年は荒れる重賞も京都開催でどうか
日曜日、京都競馬場でGⅢ・マーメイドSが行われる。過去10年で4度の馬連万馬券が飛び出すなど、波乱が多いハンデ重賞だ。3連勝で愛知杯を制したミッキーゴージャス、福島牝馬Sを1番人気で制したコスタボニータ、2走連続逃げきり勝ちのベリーヴィーナス、阪神芝2000mを1分58秒8という好時計で勝利したエーデルブルーメ、2勝クラス勝利のアリスヴェリテ、ホールネスらも格上挑戦してくる混戦模様となった。 【マーメイドステークス2024 推奨馬】騎手は京都芝2000mで驚異の複勝率90.9%! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 今年は例年とは異なる京都開催でさらに予想は困難。果たして今年も荒れるのか。今週も過去10年データから検討する。
穴は軽ハンデの4歳馬
<マーメイドSの斤量別成績> 基準より重い【0-0-1-7】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率12.5% ±0キロ【1-3-2-9】勝率6.7%/連対率26.7%/複勝率40.0% -1キロ【2-1-3-15】勝率9.5%/連対率14.3%/複勝率28.6% -2キロ【3-2-4-18】勝率11.1%/連対率18.5%/複勝率33.3% -3キロ【0-0-0-19】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0% -4キロ以上【4-4-0-50】勝率6.9%/連対率13.8%/複勝率13.8% 今回の争点はやはり斤量。今回はトップハンデがミッキーゴージャスの56.5キロ、最軽量の50キロとは6.5キロの差がある。これがどのような結果をもたらすのだろうか。 まず基準(※22年まで3歳51キロ、4歳以上55キロ、昨年からは3歳52キロ、4歳以上56キロ)より重かった組は成績不振で、馬券圏内に入ったのは14年3着フーラブライドだけ。ミッキーゴージャスには厳しいデータとなりそうだ。 ところが、基準と同じ斤量になる馬は複勝率40.0%と最も成績がいい。5番人気以内【1-3-1-6】、3番人気以内が【1-2-0-2】と人気通りで、今回56キロのコスタボニータは信頼できる。 基準より1キロ軽い斤量は今年該当馬(55キロ)がいないため割愛。-2キロは2番目の好成績で、今年も5頭が該当する。この斤量は前走3勝クラスだった馬に課されることが多く、その成績は【3-1-1-1】と圧倒的だ。エーデルブルーメが完全に合致しており、重い印を打ちたい。 意外にも-3キロだけは全滅で、掲示板に入ったのも2頭のみ。5番人気以内が9頭いてのこの成績は大不振と言っていいだろう。2戦連続逃げきりのベリーヴィーナスらがこのデータに該当する。 そして最も怖いのが-4キロ以上の馬だ。4勝8連対、勝ち馬は全て7番人気以下で、全馬ベタ買いしても単勝回収率は黒字。想像通り穴を空けている。参考になりそうなのが世代別で、4歳馬【3-2-0-21】、5歳馬【0-2-0-18】、6歳以上【1-0-0-11】と4歳馬優勢。アリスヴェリテ、ホールネスの激走には要警戒だ。