ワリエワがSP首位発進も他の出場選手からはドーピング違反問題に批判意見が続出「クリーンな選手と争うのはフェアじゃない」
米ESPNも「世界的な論争の中心となって数日後、ワリエワがついに北京五輪のSPで氷上に立ち3回転アクセルでらしくない乱れがあったが、トップスコアを獲得した。『精神的に疲れた』と試合前に語っていたワリエワは、演技を終えると、まるでこの数日の物事の重大さに押し潰されたかのように天を見上げて泣き始めた」と試合内容を伝えた。 そして「ワリエワは(ドーピング違反問題について問われた)選手たちを含め、スケート界から怒りを受けた」とし選手の反応コメントを紹介した。 SP11位だった米国のマライア・ベルは「とても厄介な問題であることは明らかだ。私が語れるのは、自分自身の事だけ。クリーンなスポーツを支持している。これこそが五輪と我々のキャリアにおける一般的な考えだと思う」と語り、SP8位だった米国のアリサ・リュウは、「この件の詳細のすべてについては分からないけれど、全体像から見て明らかなのはドーピングを犯したアスリートがクリーンなアスリートと競うのはフェアではないということ」とCASの裁定を批判したという。 メダリストが決まるフリーは17日。SPを首位発進したワリエワが、金メダルの大本命だが、その結果次第で、また波紋を広げそうだ。
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