ラグビー 日本代表、イングランドに14―59で完敗 課題の守備崩壊、エディー・ジャパンは4勝7敗で今季終了
◆ラグビー ◇リポビタンDツアー2024 日本―イングランド(24日、英トゥイッケナム) 世界ランク13位の日本代表は、同7位のイングランドに14―59で黒星。過去12戦全敗の相手に6月のホーム(国立競技場)でのテストマッチからの再戦で敗れ、第2次エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ政権は今年、11戦4勝7敗で終了。世界ランクで格上とは6試合戦い、いずれも黒星となった。 日本は前半5分、SH斎藤直人がキッカーを務め、中央約45メートルのPGを失敗。イングランドは9分、日本陣でパスをつないで崩し、NO8アールが先制トライを挙げた。同14分、日本は自陣深くのラインアウトから押し込まれ、連続失点で0―14。同23分にも、自陣右サイドでラインアウトモールから失点して0―21となった。 日本はセットプレーが崩壊。前半31分、自陣インゴール手前のマイボールスクラムで反則。そこからラインアウトモールを止められず失点し、0―28。生中継するWOWOWで解説を務めた元日本代表SH田中史朗氏は、「モールを止めてほしい。なめられている感じがして、見ていてイライラする」と感情を隠さなかった。同34分、日本は自陣から攻撃してCTBライリー(埼玉)が大きくゲイン、サポートに走ったSH斎藤がトライで反撃したが37分にも失点。7―35で折り返した。 後半は14分、日本が自陣でのラインアウトのミスからボールをつながれ失点。7―40とされ、同20分は、ラインアウトを起点にフッカーのディッキーがダメ押しトライを挙げた。日本は後半22分、WTB長田智希(埼玉)がゲインし、7次攻撃からフランカー姫野和樹(トヨタ)がトライ。14―45としたが、25分にイングランドに連続攻撃からトライを許して14―52。後半29分にもトライを献上して万事休す。14―59で敗れ、6月の雪辱は果たせず。今年のテストマッチを大敗で終えた。 ◆エディー・ジャパンのテストマッチ成績 ▽6月22日 イングランド(17●52) ▽7月13日 ジョージア(23●25) ▽同21日 イタリア(14●42) ▽8月25日 カナダ(55〇28) ▽9月7日 アメリカ(41〇24) ▽同15日 サモア(49〇27) ▽同21日 フィジー(17●41) ▽10月26日 ニュージーランド(19●64) ▽11月9日 フランス(12●52) ▽同16日 ウルグアイ(36〇20) ▽同24日 イングランド(14●59)
報知新聞社