電気代の値上げをきっかけに「夜間のエアコン使用禁止令」を出した妻…実際、毎日9時間しないだけで1ヶ月の電気代はどれくらい浮くのでしょうか?
日中の気温が上がりやすい今の時期では、まだ「毎日エアコンをつけっぱなしにしている」という家庭もあるでしょう。エアコンをつけっぱなしにすることで、室内で快適に過ごせます。 しかしエアコンのつけっぱなしで気になることといえば、電気代でしょう。電気代の値上げにともない、エアコンの使い方を見直す家庭も多いかもしれません。例えば、少し外気温が下がる夜間だけエアコンの電源を切ると、どのくらい電気代を節約できるのか気になるところです。 本記事では、エアコンの電気代を計算する方法や、毎日夜間に9時間エアコンの電源を切った場合の節約効果を伝えるとともに、エアコンの節電方法についてもご紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンの電気代を計算するには?
エアコンの電気代は、消費電力によって変わります。消費電力は製品によって異なるため、説明書やカタログに記載されているものを確認しておきましょう。 エアコンを1時間使用したときにかかる電気代を、「消費電力(キロワット)×電気料金単価/キロワットアワー」で計算していきます。説明書やカタログに、単位が「ワット」で記載されている場合は「キロワット」に変換して計算してください。 また、電気料金単価については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安単価としている、「31円/キロワットアワー」を使用します。 例えば、冷房時の消費電力が515ワットのエアコンを1時間使用した場合の電気代は「0.515キロワット×31円/キロワットアワー=15.965円」です。1時間あたり約16円の電気代がかかるとして、24時間つけっぱなしにした場合は約384円、これを1ヶ月間(30日)続けると約1万1520円かかることになります。
毎日9時間エアコンの電源を切った場合の節約効果
では、毎日夜間の9時間だけエアコンの電源を切った場合、1ヶ月の電気代をどのくらい節約できるのかを計算してみましょう。 エアコンは適用畳数によって消費電力が異なるため、ある製品を例に挙げ、6畳・8畳・10畳・12畳用それぞれ1時間あたりの電気代と、24時間つけっぱなしにした場合の1ヶ月(30日間)の電気代、そして、1日に9時間電源を切った場合の1ヶ月(30日間)の電気代を表1にまとめました。 表1