今の能登を知り、これからの能登を考えよう!「ESqUISSEコラボレーションチャリティイベント NOTO NO KOÉ」をレポート
★イベントの収益はコラボレーターの皆様と、公益財団法人「北陸未来基金」へ寄付されました。 ★池端さんがコミュニティ食堂の資金を募集しています。 「輪島に復興の狼煙をあげる飲食店『mebuki-芽吹-』を開業したい」 https://readyfor.jp/projects/mebuki-wajima ★赤木さんの工房で再建資金を募集しています。 「小さな木地屋さん再生プロジェクト」 北陸銀行 輪島支店 普通6044046 有限会社ぬりもの TEL:0768-26-1922 akito@nurimono.net
コラボレーションメニューより抜粋
(北崎シェフより) おひたしは杣径で一年中作っています。それは日本料理そのものだから。日本料理の特徴は、水もしくは出汁に食材の味を逃がして、加えられた塩分とにじみ出た風味を汁ごと食べる料理法です。それは、日ごとに変わる味と香りに、たえず変化する時の流れを重ねて感じとってきた日本人の感受性を表しています。能登に流れる水の音のスピードは流れる時間のスピード。そんなことを感じながら作り続けている料理です。
(リオネル・べカシェフより) 夜明けと共に洋助さんの船が港に戻ってくるイメージ。料理人にたくさんの恵みを与えてくれる、能登の海にオマージュを捧げたいと思いこのお料理を作りました。洋助さんの海への愛、海の生き物の命への感謝の気持ちを込めて、できる限りシンプルに調理しました。赤烏賊は昆布締めにして能登島高農園の加賀太胡瓜を添えています。そして能登の海藻アカモクなどもあしらっています。
能登の春は海から始まると言われるほど海藻が豊かなのが特徴です。 能登の漁師の洋助さんとは大変親しくさせていただいており、普段からエスキスで使っている魚も多く取り寄せています。洋助さんは能登町鵜川の漁師集団「日の出大敷」の5代目網元です。陸から数キロ離れた場所に網を張って、袋網に誘導した魚を捕獲する伝統的な大敷網漁。大型の漁船で魚を追って大量に獲るのではなく、魚の動きそのものを読んで「待つ」漁のため、最近では自然への回帰や資源保護につながる省エネ漁として世界中の漁場でも見直されています。