女性にうれしいことばかり!魚をもっと食べるべき理由とおすすめレシピ
女性の美と健康に必須の食材である「魚」。魚の栄養を見直して、もっと日常的に魚を食べよう! 外食の際には魚を選んだり、ふりかけや缶詰を利用するなど、もっと気軽に考えて、食べる機会を増やしてみて。
2~3日に1回は魚を食べよう!
できれば毎日食べたいほど、女性に必要な栄養素を含む魚。少なくとも2~3日に1回は魚を食べよう。 PMS(月経前症候群)や生理痛、貧血の改善、太りにくい体づくり、冷えの予防効果、またメンタル面にもいい影響が。魚の栄養素は女性にうれしいことばかり! その効果の詳細から、魚の種類による栄養素の違いや旬の魚の紹介、そして魚の気軽なとりいれ方、おすすめの魚の簡単レシピまで、管理栄養士の篠原絵里佳さんが解説。今日からさっそく魚が食べたくなるはず!
女性の危機を救ってくれる!魚に豊富な栄養素
PMSや生理痛の一因になるともいわれているビタミンB6、鉄、亜鉛。妊活中の人は積極的にとり入れたいビタミンDなど、これらが不足するとどうなる? 女性にとって大事な栄養素が豊富に含まれている魚を食べて改善しよう。 ビタミンB6が不足すると? 生理前の気分が揺れやすくなったり(イライラしやすくなったり、鬱々(うつうつ)としたり、落ち込みやすくなるなど)、妊婦の場合はつわりの一因になる。肌や髪のターンオーバーが遅れたり、貧血になりやすくなる。また、ピルを内服している場合はビタミンB6の消費量が多くなるため注意して。 鉄が不足すると? 血液が作られにくくなるため、血色が悪くなり、クマができやすくなったり、冷え性を招いたり、エネルギー代謝が落ちて太りやすくなることもある。また、コラーゲンの合成にも関わるため、シワやたるみを招きやすくなる。メンタルに影響を及ぼし、落ち込みやすくなったり、朝の目覚めが悪くなる(睡眠の質が悪くなる)ことも。 亜鉛が不足すると? 代謝が悪くなり、肌や髪のツヤやハリが失われたり、太りやすくなる。 ビタミンDが不足すると? 免疫調整の働きが鈍くなる。カルシウムのカルシウムの吸収・利用に欠かせないため、不足すると骨粗しょう症を招く。妊活中の方は、受精卵の着床に働きかけ卵胞発育を促す研究結果も報告されているので、特に積極的にとり入れて。 カルシウムが不足すると? 骨の材料になり、丈夫な骨のために必要なカルシウムは、年齢とともに吸収率が悪くなる。骨粗しょう症を招くことも。 脂質(EPA・DHA)が不足すると? HDL(善玉)コレステロールが減り、逆に中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールが増える。腸内環境が悪くなることも。 たんぱく質が不足すると? 筋肉量が減り、太りやすくなったり、老化が進みやすくなる。体全体、またメンタルの不調を引き起こす。 ビタミンB1が不足すると? 糖質の代謝が悪くなり、太りやすくなる。冷えを感じる。疲れやすくなったり、疲労回復が遅れる。 ビタミンB2が不足すると? 肌荒れや口内炎、口角炎、目が充血しやすくなる。エネルギー代謝、特に脂質の代謝が抑制され、太りやすくなる。