【食品業界天気予報2022年下期】シリアルなど4業種が「快晴」 健康・サステナブルなどを背景に成長
2022年下期105カテゴリーの天気予報
2022年下期(7~12月)食品カテゴリーの総合展望を天気予報形式で占った。下期の市場では新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限の緩和で外食マーケットやインバウンド消費の回復も期待される中、食品値上げの動きがさらに拡大する見通しだ。ウクライナ問題や円安による輸入価格の上昇を受け、値上げや再値上げの動きが相次ぐ。10月にはビールや飲料など大型カテゴリーの価格改定も控えており、所得が増えない中で消費へ及ぼす影響が懸念される。健康・機能性やサステナブルなどの価値訴求で好調な伸びが見込めそうな業種もあるが、値上げ拡大を背景に強まる節約志向へ的確な手を打つことが、あらゆるカテゴリーの共通課題となりそうだ。 日本食糧新聞が取り上げた食品・酒類など105カテゴリーのうち、前年比7%増以上の高成長が見込める「快晴」予報はシリアル、RTD(レディ・ツー・ドリンク)アルコール飲料、スイーツ、プラントベースフード(PBF)となった。内食需要の一服で上期の快晴予報はRTDとPBFの2カテゴリーだったが、下期に向けての環境変化も背景に4業種へ増加した格好だ。(日本食糧新聞・業界天気予報特集取材班)
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日本食糧新聞社