【Numbers to know】DIGIDAY編(1/2~1/8): スナップチャット のインタラクティブなブランド体験
「Numbers to know」では、DIGIDAY編集部が今週(1月2日(木)~1月8日(水))注目した数字をご紹介します。今回は、スナップチャット(Snapchat)のインタラクティブなブランド体験に関する調査結果について紹介します。 2.4倍
ARを活用すると広告認知度が高まる傾向に
SNSプラットフォームであるスナップチャットが、プロモート(Wpromote)およびルーメン(Lumen)と提携して実施した調査によると、同プラットフォームの重要な柱として位置づけているAR(拡張現実)が、いかにユーザーの注目を集め、ブランドパフォーマンスを大きく向上させるのに有用であることが明らかになった。 プロモートが過去に実施した15の広告主による38件の広告キャンペーン(2億1900万インプレッション)を分析したところ、ARを活用したキャンペーンは、ARを使わないキャンペーンと比較して、広告認知度が2.4倍、ブランド認知度が1.8倍、ブランド連想度が1.4倍向上した。静止画広告や動画広告のような受動的な視聴形式とは異なり、ARはユーザーを積極的に参加させ、より強力で記憶に残る印象を作り出すという。調査では、ARベースのキャンペーンがより多くの注目を集めるだけでなく、広告やブランド認知度、ブランド連想などの測定可能な成果に直接つながることがわかった。 6.4倍
ARエフェクトは購買意欲を刺激する
さらに、スナップチャットのAR体験の中で利用されるレンズ(エフェクトをかける機能)は、通常のコマーシャル広告に比べて、スワイプから購買への割合を6.4倍に引き上げることがわかった。心理学者で行動経済学の創始者でもあるダニエル・カーネマン氏の著書『ファスト&スロー(Thinking, Fast and Slow)』でのフレームワークを参考にした分析では、ARを利用した体験はユーザーの意図的な思考プロセスを支えることがわかった。非インタラクティブな広告では得られにくい、購買に至る行動が強化されるという(forbusiness.snapchat.com)。 [原文:Media Buying Briefing: Publicis Media Exchange’s Joel Lunenfeld on CES and the growing role of tech in investment] 編集/坂本凪沙
編集部