渋野日向子の今季海外メジャー初戦は「4本ウェッジ効果」でイーブンパー発進…「凄くいい」
アイアンに関しても5番に代えて6番を2本にするクラブセッティングに変えている。2本の6番アイアンの違いはシャフトの長さで、状況に応じて通常の6番アイアンよりも高く、グリーンで止まりやすい弾道のショットを打つためにシャフトの長いそれを導入した。言うまでもなく日本ではなかなか経験できない高速グリーンが多い、アメリカツアーを意識したものだ。 「気持ち的にはアンダーパーで上がりたいな、という思いがあったんですけど、本当に最近にしてはすごく安定したゴルフができたので、ちょっとずつよくなってきているんじゃないかなと思っています。今日よかった部分をしっかり突き通し、悪かった部分をこれから練習で修正して、明日も自分の納得がいくゴルフができるように頑張りたい」 修正すべき部分とは18ホールで12回、66.7%だったパーオン率を可能な限り向上させていく作業となる。2019年の全英女子オープン覇者のネームバリューもあり、KPMG全米女子プロ優勝経験者2人との予選ラウンドとなった今シーズン初のメジャー。注目されている渋野自身が昨シーズンまでの自分を捨て去り、新たな栄光をつかみ取るための貪欲なチャレンジを続けている。