12人産んだ助産師HISAKOさんの「子どもの自己肯定感を上げる」3つの声がけ
ママの頭のなかはいつも子どものために「するべきこと」「してあげたいこと」でいっぱい。だけどなかなか思うようにいかず、つい怒ってしまい落ち込んでしまうことも多いのではないのでしょうか。 【マンガ】「育てやすい子・そうでない子」の違いとは?第2子を産んで気づいたこと そんなママのお悩みを解決すべく、自身も12人産んだ人気Youtuber、助産師HISAKOさんの著書『5万組を子育て支援して見つけた しない育児』より「声がけのコツ」をご紹介します。本文中は便宜上「ママ」と書いていますが、もちろん「パパ」も実践してみてくださいね。 ※本稿は、助産師HISAKO著『5万組を子育て支援して見つけた しない育児』(サンクチュアリ出版)から、一部抜粋・編集したものです。
いかに「早く」と言わずに伝えられるか
【声がけ】 ×「早く!急いで!」と声をかける ○具体的に何をしたらいいのかを伝える バタバタと朝の支度を進めているとき、 なかなか食べ進まないとき、寝るまでのルーティンに手間どっているとき。子どもに早く動いてほしくて「早く! 急いで!」と言ってしまっていませんか? これ、実は逆効果です。 「早く」「急いで」というのは、子どもにとって抽象的な言葉。「急いでほしいのはわかるけど、じゃあ、何をどうしたら?」と頭の中はハテナマークだらけです。 急いでほしいなら、「具体的に何をしたらいいのか」というのを、こと細かに伝えましょう。 「ほら、そのおててに持っているパンをお口に入れて、もぐもぐしよう!」。または、「さあ、トイレに行っておしっこできるかな~?」「手を止めずに最後までごはん食べられるかな~?」のような、子どものチャレンジ精神をくすぐるような言い方もいいですね。 ママも、いかに「早く」「急いで」を使わずに伝えられるか、ゲーム感覚でやってみましょう。 「でも、小学生にもなれば、なんでも自分でやるようになるでしょ?」と幼児のママは思っているかもしれませんが、期待を打ち砕くようだけど、2~3年生まではできませんよね(笑)。親と子の根気比べは、まだまだ続きます。 「なんでできないの!」「この前も言ったでしょ!」という声がけは、子どものことを否定することにつながり、心を荒ませるだけなのでなるべく避けて。 わが家でも、「早く」「急いで」と言いまくってしまった上の子たちより、「○○できるかな?」で接した下の子たちのほうが、自己肯定感は高いように思います。 子どもを思い通りに動かそうとするのではなく、どう動けばよいかを具体的に示しましょう。