YouTuber・ちいめろ。“小学生ホスト”の炎上から10年。シングルマザーになり向き合い続けた子どもたちと、一緒に築いた理想の家族関係とは
自分の子育てでいちばん大切にしたのはスキンシップ!コツは、習慣化すること
――子育てを経験してきた中で、ちいめろさんがこれをしておいてよかったと思う子育て術はありますか? ちいめろ それは断然、スキンシップですね。私、以前すごくつらいことがあったときに、ふと、親に抱きしめてほしいなって思うことがあったんです。ギュッと抱きしめる行為って、一番愛情が伝わると思うんです。だから、私は普段から、子どもたちをギュッと抱きしめるようにしているんです。 今でも、子どもたちとはたくさんスキンシップを取りますが、琉に関しては、外ではしなくなりましたね。やっぱり、思春期というのもあると思います。でも、家の中では前と全然変わらなくて、たまに琉のほうから来たりもしますよ(笑)。ひめちゃんは、家でも外でもくっつきたがるので、いつもそうしていますね。 ――ママやパパの中には、子どもとのスキンシップのしかたに悩まれている人もいます。おすすめのやり方はありますか? ちいめろ スキンシップは習慣化したほうがいいと思います。少し苦手だったら、おやすみの“ぎゅう~”から始めるといいですよ。これを毎日の習慣にすれば、自然にスキンシップはできるようになります。何かほめてあげるときに、「えらいね~」という言葉だけじゃなくて、頭をなでなでしてあげるのもいいです。 あとは、外に出かけるときは、危ないからという理由をつけて、手をつないじゃうとか。そんなところから始めてみるのもおすすめです。ポイントは、子どもが小さいころからの習慣化、です! ――現在、子育てで悩まれているママやパパに向けて、何かアドバイスはありますか? ちいめろ 子育てをとにかく楽しんでほしいです!子どもの成長をひとつひとつ見ることができるのって、親の最大の特権ですよね。「こんなことができるようになったんだね!」と、子どもの成長は、親に幸せや感動を与えてくれます。 ただ、親と子という関係には、目に見えない壁ができてしまうことがあります。「親だからえらい」とか「子どもだから、親の言うことを聞かないといけない」とか、そういう壁がなくなるといいのかなと思っています。子どもにもきちんと意思があるので、それを大事にしてほしいですね。 だから私は、友だち親子の関係にずっとあこがれてきて、それを実践しています。これからも、子どもと同じ視点で世界を見続けられたらいいなと思います。 お話・写真提供/ちいめろさん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部 最後に、「これからもYouTubeには親子で登場したいですか?」という問いに、「できれば、親子で一緒にYouTubeを続けていきたい」というちいめろさん。YouTube動画は家族の思い出としても残るので、それも魅力の1つだと言います。スキンシップを大切にしたり、子どもに寄り添って一緒に何事にも挑戦したり、なんでも話せる友だち親子のような関係を続けてきたことで、今のすてきな親子関係が築き上がってきているようです。