「甲子園の神様が守ってくれた」 エース不在の山梨学院監督 交流試合
2020年甲子園高校野球交流試合は最終日の17日、第3試合で白樺学園(北海道)が3―8で山梨学院(山梨)に敗れた。山梨学院の吉田洸二監督は「甲子園の神様が守ってくれたような不思議な試合」と話した。吉田監督の談話は次の通り。 【交流試合最後の熱闘】山梨学院VS白樺学園 ◇緩い球の2人、かけの起用 交流試合は1試合だけなので(エースの)吉川(大投手)が最後まで投げるイメージだったが、山梨の独自大会の決勝で顔を骨折してしまった。(吉川の代わりには古川秀将投手)1人しか入れなかった。緩い球の2人(川口龍己、古川両投手)を投げさせたのは、相手打線は球が遅ければ遅いほど合わないかなと思ったので。とにかくそこにかけるしかなかった。ひどい点差になるのでは、と心配したが、甲子園の神様が守ってくれたような不思議な試合だった。 相手の三塁走者が外野飛球でタッチアップしようとした五回。ウチのベンチの「スタートが早い」という声が聞こえたのか、走者が途中で三塁に戻った。観客がいたら声援で聞こえない。無観客だから、こんなことも起きるんだと感じた。