【元宝塚トップスター安蘭けいさん・インタビュー/前編】「50代からも体力はつきます!」
それから4年経った今も。 「いつかこの舞台、再演があるかもしれないと思って、トレーニングは続けていました。年齢に負けてない、という自信はありますね(笑)」 今回も舞台の上で、縄跳びやタップを披露する。 「最初は全然できなかったです。足と縄が全然合わなくて、これ絶対に無理と思って、目の前真っ暗でした(笑)。 でも、練習していくうちにできるようになるんですね。今はぴゅんぴゅん跳べます。縄が床につかない状態でボクサーが跳ぶみたいに、まるでエア縄跳びみたいな。 子供の頃苦手だった二重跳びも、やり始めたら調子に乗っちゃって、全然跳べなかったのが今8連続できて、目指せ10連続!ぐらいなんです。 だから50代でもう可能性はないなんて、言っちゃいけませんね。今この瞬間が一番若いから、諦めちゃいけない。諦めなきゃいけないこともあるけど、諦めなくてもいいことは諦めちゃいけないなと」 あれこれ努力をしてみたり、更年期に立ち向かったり、できないことはスルーしてみたり。頑張りすぎずに頑張っている、安蘭さんてなんかいろいろ面白い! 諦めないために、安蘭さんはどうやって体力と気力をキープしているのか、という話はインタビュー後編で。
Daiwa House presents ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』 1980年代、イギリス北部の炭鉱の町を舞台に、バレエダンサーを目指すひとりの少年と、彼を取り巻く大人たちの姿を描く。2000年に上映された大ヒット映画『BILLY ELLIOT』(邦題『リトル・ダンサー』をもとに2005年にミュージカル化された。日本では2017年に日本人キャストで初演、多くの演劇賞を獲得。2020年にも再演された。
【東京公演】東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) オープニング公演 2024年7月27日(土)~8月1日(木) 本公演 2024年8月2日(金)~10月26日(土) 【大阪公演】SkyシアターMBS 2024年11月9日(土)~24日(日) 公式HP https://billy2024.com/
【話してくれたのは】 安蘭けいさん あらん・けい●1970年10月9日生まれ、滋賀県出身。1989年、宝塚音楽学校に入学。1991年、第77期生として宝塚歌劇団に入団。2006年、星組トップスターに就任。2009年4月退団。退団後はミュージカル、ストレートプレイなど舞台を中心に活躍。2008年『スカーレット・ピンパーネル』で第34回菊田一夫演劇賞演劇大賞、2021年『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』(2020年)で読売演劇大賞優秀女優賞受賞。 撮影/富田一也 取材・原文/岡本麻佑