【プレビュー】第22戦ラスベガスGPは日本時間日曜日15時決勝!眠らない街の一戦でフェルスタッペン4連覇は決まるのか|F1
第22戦 ラスベガスGP / サーキット(ラスベガス市街地コース)のレイアウト
ラスベガス・ストリップ・サーキットは華やかな街の中心部を突っ切るロケーションとなっており、全長は6.201km、50周で決勝レースを競う。 ブタの貯金箱を上下ひっくり返したようなレイアウトと言われるが、エンジンの全開率が高く、シーズンでも指折りの高速特性とされる。ターン4~5、ターン13~14にかけてのストレート区間がDRSになるため、ターン5、ターン14の飛び込みが最大のオーバーテイクポイント。ホームストレートエンドのターン1でも、ポジションのアップダウンが多く見られる。 レースは11月ラスベガスの夜。気温及び路面温度が冷え込む可能性もあり、この環境がタイヤの機能性に大きく影響を及ぼす。各チームはウイングを寝かせた高速特性強めのセッティングを突き詰めつつも、コーナー時のダウンフォースをどこまで確保するか、そのバランスを見つけることが重要となる。 パーマネントサーキットではなく、公道を使った新設のストリートトラックということもあり、路面のグリップ力は低め。コース脇はすぐさまウォールやフェンスが設けられているため、ブレーキングポイントでミスした場合、エスケープがない区間ではそのままクラッシュという状況も十分に考えられる。 最初の公式セッションとなった2023年のFP1では、トラック上にあるマンホールのフタが走行するマシンの風圧によって浮き上がり、カルロス・サインツのマシンが大きく破損するというトラブルも起こった。 トラックの特性上、セーフティーカーやバーチャルセーフティーカーの導入が高確率で起こるだろう。波乱が巻き起こる可能性もあるだけに、展開を読みつつ戦局に乗れるかで順位は大きく変動することになりそうだ。 レース開催の現地は土曜日22時決勝開始であり、17時間時差のある日本は日曜日の日中15時スタートとなる。“眠らない街”ラスベガスの風光明媚なナイトレース、第2回目のウィナーは誰になるのだろうか。 ************ 【レース情報】 F1 第22戦:ラスベガスGP※日本時間 11月22日(金)11:30~フリー走行1回目 11月22日(金)15:00~フリー走行2回目 11月23日(土)11:30~フリー走行3回目 11月23日(土)15:00~予選 11月24日(日)15:00~決勝 ************