伊解説陣がパルマの失点シーンを分析!賛辞が贈られたGK鈴木彩艶のプレーは?「彼は読んでいた」ミランに軍配のミラノ・ダービーにも見解 | セリエA
伊解説陣が見たミラノ・ダービー
セリエA第5節で実現した伝統のミラノ・ダービーでは、下馬評を覆してダービー6連敗中のミランが王者インテルに2-1と勝利を収めた。『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「DAZN Serie A Show」で両チームを分析。まず人気司会者で試合の実況を担当したピエル・ルイジ・パルド氏が自身の見解を示した。 「インテンシティの高い試合だった。ユヴェントスとナポリのビッグマッチはこう着し、あまりスペクタクルなプレーがなかったが、ダービーはチャンスもあれば、ミスもあり、好守が切り替わり、さまざまな瞬間が見られた。娯楽という点で極めて素晴らしい試合になった」 元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏は、「2つの顔が見えた試合だった」と指摘。パウロ・フォンセカ率いるミランの勝利に終わったダービーを解説した。 「ミランは開始直後の15分間、攻撃を仕掛けて得点を奪ったが、その後、今度はインテルが試合を支配し、ミランを相手陣内に閉じ込めた。インテルは同点に追いつき、勝ち越す予感さえした。しかし後半の偉大なミランは、フォンセカのアイディアを体現していたように思う」 「他の指揮官であれば、ハーフタイムに何らかの修正をして後半に臨んだだろう。しかしフォンセカは自身のゲームプランを信じた。そしてミランは後半開始わずか1分で決定機を作り出した。その後も多くのチャンスを迎えたが、(ヤン)ゾマーが奇跡を起こした。だが最後に、最も予想外だったガッビアが主役となったんだ」 パルド氏は、ミランの選手たちの変化を指摘している。「後半のエメルソン(ロイヤル)はふさわしいプレーを見せていたし、(タミー)エイブラハムのインパクトも見え始めた。選手が適応し、お互いを理解するようになれば、これがミランのカギとなるかもしれない」と述べた。
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