【ともに前年実績割れ】2024年11月期の新車販売台数 搭載が義務化されるアイテムの影響も?
2024年11月期の新車販売台数(速報値)
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2024年11月期の新車販売台数(速報値)を発表した。 【写真】12月25日に発表されるマツダの4車種と最新マツダのクルマをみる (67枚) 日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の11月期の新車販売台数は、前年同月比2.0%減の24万9842台と3カ月ぶりのマイナス。一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた11月期の軽自動車の新車販売台数も、同10.5%減の13万9687台と4カ月連続でのマイナスとなる。 結果として、トータルでの11月期の国内新車販売台数は同5.2%減の38万9529台と3カ月ぶりに前年実績を下回った。 ■登録車の11月期ブランド別新車販売台数 前年実績を上回ったのは、日産自動車(前年同月比3.3%増の2万3879台)、スズキ(同30.9%増の1万1908台)、三菱自動車(同62.2%増の5242台)の3ブランドのみ。 対して、トヨタ自動車は同5.9%減の12万2639台、ホンダは同3.8%減の2万8606台、マツダは同7.1%減の9814台、スバルは同14.4%減の7925台、レクサスは同7.9%減の6342台、ダイハツは同25.1%減の1488台とマイナスに落ち込んだ。 一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車が同42.0%増の6138台、日野自動車が34.8%増の3554台、UDトラックスが同38.6%増の1062台と前年実績超えを達成したものの、三菱ふそうは同1.7%減の2970台と低迷した。 ■軽自動車の11月期ブランド別新車販売台数 前年同月比で5.3%増の4万8726台を成し遂げたスズキが11カ月連続でのシェアトップに輝く。 最大のライバルであるダイハツは、全車種の生産・出荷を再開したものの同26.2%減の3万9135台と鈍化した。また、新車効果が薄らいだホンダは同11.3%減の2万5315台、日産自動車は同8.8%減の1万4268台と低調に推移。 対して三菱自動車は、同3.1%増の6234台とプラスを維持する。一方、OEM供給を受けるブランドではマツダが同12.0%増の3008台、スバルが同26.0%増の1511台と前年実績超えを果たしたものの、トヨタ自動車は同42.8%減の1470台と苦戦した。