いまさら聞けない「アンドロイド・オート」って何? スマホとクルマの接続方法、メリット/デメリットを簡単解説
スマホとつながる便利なサービス
現代の生活では、必要な情報をすべて指先で得られることが重要であり、クルマの運転も例外ではない。だからこそ、多くのドライバーが「アンドロイド・オート(Android Auto)」のようなスマートフォンのミラーリング機能を利用しているのだ。 ソニー、サムスン、OnePlus、あるいはグーグルといったメーカーのグーグルベースの携帯電話を持っている人にとって、アンドロイド・オートは多数のアプリケーションに素早く簡単にアクセスできる便利なサービスだ。 はじめからクルマに搭載されている標準のオペレーティング・システム(OS)よりも、アンドロイド・オートのようなミラーリング機能の方が好まれる傾向にある。世界中で約1億5000万台の自動車にアンドロイド・オートがインストールされているのも不思議ではない。 ここでは、アンドロイド・オートとは何なのか、どのように使用するのか、メリット/デメリットなど、基本的な疑問に簡単に答えていきたい。 ■そもそもアンドロイド・オートって何? アンドロイド・オートとは、グーグルが開発した自動車用のアプリケーションで、携帯電話の利便性を車載スクリーンでも享受できるものだ。 当初は運転中の安全性向上のために導入されたが、これを使ってできることはたくさんある。アンドロイド携帯を車内のインフォテインメント・システムに接続して、ナビアプリを表示したり、電話を受けたり、メッセージに返信したり、オーディオを再生したりできるサービスだ。 これらの機能には、インフォテインメント・スクリーン上の大きなアイコンや音声コマンドを使ってアクセスする。グーグルによれば、可能な限り注意散漫にならないよう配慮しているため、運転中でも操作がしやすいという。 ハンズフリーの音声コマンド、大きくて見やすいアイコン、「グーグル・マップ(Google Map)」や「スポティファイ(Spotify)」など人気のあるアプリとの統合により、クルマのインターフェースを合理化する。