大河ドラマで「お尻」は絶対に許さない! 年始から大騒ぎのお気持ちヤクザに怯まないNHKの覚悟
正月休みは光の速さでどこかに行ってしまい、2025年が始動しました。今年はネットでどんな騒動が起きるんでしょうか、と思っていたら……日曜の夜から、NHK大河をネタに、SNSでちょっとした殴り合いが起きておりました。 この記事の他の画像を見る 江戸時代の吉原を舞台とした大河ドラマ「べらぼう」。その第一話に、複数の「女郎の死体」が裸で放置されている、という衝撃シーンがあったんですが、NHKとしては珍しく「お尻」が丸見えだったんですね。 たった数秒でしたが、SNSでもちょっとした話題となりました。そしてコレを「そういうの絶対許さないマン」の皆さんが見逃すはずもなく、 「あのシーンは人形を使うべき!」 「屈辱的な裸の死体役を女性にやらせるのか!」 とSNSで騒ぎ始めたのです。年始から元気ですね。 まあリアルな人形を使ったところで、同じ人が「本物」と勘違いして騒ぐだろうし、また女性に屈辱的な役をやらせるのがNGなら、そもそも今回の大河って舞台が吉原ですからね。売り飛ばされた女郎たちは全員、花魁役の小芝風花さんですら「人形」がやるべき、という話になってしまいます。そういう方々は「ひょっこりひょうたん島」でも観ていれば良いのでは。 件のシーンは、当時の遊女がどれほど酷い扱いを受けていたか(死体の衣服まで奪われ売り飛ばされる)を、短時間で強烈に伝えたい場面でした。まさに制作者の腕の見せ所であり、実際、視聴者の多くはあのシーンに衝撃を受け、話題にもなったワケですから、制作者の狙い通りになったとも言えます。 ちなみに「お尻を絶対許さないマン」の多くは、自分の投稿にドラマの画像(お尻のシーン)を添付していたんですが、そもそもドラマの映像をSNSに投稿するのって、ド真ん中で権利侵害なんですよね。違法行為ですから注意しましょう。 余談ですが、あのシーンで死体を演じていた4人のうち、3名はいわゆるセクシー女優さんであり、マニア諸氏はあの数秒だけで(しかもお尻だけで)「こっちは○○さん、こっちは△△さん」と見事的中させておりました。どの世界にもその道の達人がいる、ということでしょう。