クルマ、何に乗ってるの? 正統派とは違ったカッコ良さに惚れた!「アルファロメオ 166」―― 僕たちの愛車紹介
若者たちの愛車を紹介するコーナー。今回は代官山T-SITEで開催された第122回 モーニングクルーズに参加していたアルファロメオ 166とオーナーの松山さんが登場。実家のクルマ探しに同行して147に乗って以来、アルファロメオの虜になった若者を紹介! 【写真】ヌヴォラブルーのボディが美しい! 166の詳細画像はこちら
Alfa Romeo 166
■愛車: アルファロメオ 166(2002年) ■オーナー: 松山 喬樹さん(34歳) ■このクルマに乗りはじめてどれくらいですか? 2020年7月頃に購入、乗りはじめて4年以上が経ちました。 ■このクルマを選んだ・購入した理由は? 他にも悩んだモデルがあれば教えてください アルファロメオ147(セレスピード)に初めて乗った時に内外装のデザイン、そしてエンジンの気持ち良さに衝撃を受けた。これが噂のアルファロメオなのか……! そのまま実家のクルマとなりアルファロメオが身近に。 アルファロメオを調べていくうちにフラッグシップの166のデザインに虜になりました。アルファロメオGTと迷いましたが166を買いました(GTも結局買いました)。 ■愛車のお気に入りポイントは? 美しいヌヴォラブルーのカラーリング ■これまでの車歴は? アルファロメオ 166 アルファロメオ GT ■普段クルマを使って何をしますか? 妻子や友人を乗せてドライブ。 大黒PAや辰巳PAでカーマニア達と愛車を並べて談笑。 ■次に欲しいクルマは何ですか? マセラティ クアトロポルテ(5代目)、ランチア ゼータ
正統派とは違ったカッコ良さに惚れた!
──本日はよろしくお願いします。さっそくですが、このクルマを購入したきっかけを教えてください。 松山さん アルファロメオ自体は実家のクルマでしたので好きでした。ただ、166のフロントマスクのデザインは当初、あまりグッと来てはいませんでした。しかし神のお告げがあったのか、ふとした時にあれ? 166めちゃかっこよくないか? と急に166の虜になったのですよね(笑)。 それで、時が来たら絶対に買おうと心に秘めていました。 ──やはり実家のクルマは影響が大きいですよね。失礼ですが、今はどんなご職業なんですか? 松山さん 会計士です。バイトしながら試験を受け続けていたのですが、全然受からなくて(笑)。でも、29歳の時に受かって、ようやく自分のクルマが持てるなと思い、4年ほど前にファーストカーとして166を購入しました。 ──それは願いが叶ってよかったですね! このクルマは今なかなか見かけませんよね。この時期のアルファなら156がメジャーだったかと。166のどこに惚れ込んだのでしょうか? 松山さん やっぱりデザインですね。166の方が、より変じゃないですか(笑)。正統派なカッコ良さではないけど、知れば知るほど魅力的なカタチだと思います。 ──良いこだわりですね。手入れが行き届いていて、大切に乗っていることが伝わってきます。ベージュ革の内装も綺麗ですね! 松山さん ありがとうございます。明るい内装のクルマが好きなんですよね。なので、ベージュ内装の166なら外装色はなんでも良いかなとも思っていました。実は深緑の166を買おうとしていたのですが、タイミングが悪くて売れてしまったんですね。その時に偶然、この166を乗っていた方が手放すという話を聞いて、お店を通じて譲ってもらいました。 ──素敵な縁で手に入れたのですね。このクルマに乗っていて、苦労されていることはありますか? 松山さん 販売台数が少ないという意味で希少なクルマですからね。パーツなども年々少なくなってきているんですよ。値段も高くなってきてますし。なのでとにかく大事に、エンジンを掛ける際も一旦待ってからとか、とにかく労っています。内装も綺麗なので、デニムでは乗らないなど心がけています。 ──古い希少なクルマならではの悩みですね。ところで、新しいクルマには興味ありますか? 松山さん もちろんあります! トナーレは昔のアルファを彷彿させるデザインが素敵ですし、シンプルにジュリアはカッコいいクルマだなと思います。 ただ、166から乗り換えることは無いかなと感じますね。166大好きですから(笑)。 ──そこまで好きになったクルマに乗れるのは幸せですよね。最後に、このクルマに関する印象深いエピソードを教えてください。 松山さん 先ほどもお話ししましたが、長年落ち続けていた公認会計士試験の合格のご褒美としてずっと欲しかった166を購入しました。 愛する息子が生まれたときには166で産婦人科へお迎えに行きました。息子が人生で初めて乗ったクルマです。また、このクルマのおかげで沢山の友達ができました。166には感謝しかないですね。 ──まさに人生とともに歩んでいるクルマですね! ありがとうございました。
文= 渕野健太郎 写真= 塚原孝顕