キャロウェイ『ELYTE ドライバー』は「ヒールに強くスライスしにくいクラブです」(癸生川プロ)【プロが試打&分析・動画あり】
みんなのゴルフダイジェストのYouTubeでは、今年もプロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画「みんゴルガチギアトラック」を公開中。今回は、発表されたばかり、2月7日発売のキャロウェイの25年モデル『ELYTE(エリート)』シリーズのスタンダードモデル『ELYTE ドライバー』を試打検証! 【動画】トラックマン4とGCクワッドを使用したキャロウェイ『ELYTE ドライバー(10.5度)』の試打解説!
松山英樹の優勝で湧いた『ザ・セントリー』で、ザンダー・シャウフェレが使い話題となったのがキャロウェイの新しいドライバー『ELYTE ♦♦♦(トリプルダイヤモンド)』だ。発表されたドライバーは『ELYTE』、『ELYTE X』、『ELYTE ♦♦♦(トリプルダイヤモンド)』、『ELYTE MAX FAST』の4機種で、今回試打するのはスタンダードモデルの『ELYTE』。ヘッド後方にフェード、ニュートラル、ドローを調整する可動式ウェイトが装着されており、どのようなゴルファーにも適応可能なドライバーとも言えそうだ。
このキャロウェイ『ELYTE』のコンセプトについて、小島プロが癸生川プロがレクチャ―をしてくれた。 小島: 『ELYTE』のネーミングの由来ですが、「ボールスピード」と「寛容性」を高次元で両立した領域をキャロウェイでは「エリート領域」と呼んでいて、そこに到達したモデルということで『エリート』となったようです。でもエリートのスぺルが違いませんか。 癸生川: 本来、「ELITE」だから「I(アイ)」が「Y(ワイ)」になっているよね。 小島: なんで「Y」になったかというと、契約プロのザンダー・シャウフェレが「Why(何で)こんなに速いんだ?」と言ったというところからきているらしいです。 癸生川: Why(ワイ)のY(ワイ)なんだ(笑)。ヘッドはグリーンが入っていて以前の『エピック』のカラーリングとちょっと似ているよね。 小島: 『エピック』と『マーベリック』辺りは初速重視でした。『ローグ』、『パラダイム』は寛容性。それを両方、高次元に両立させたのが今回の『ELYTE』 になります。ソールがチタンで、ウェイトは以前のスライド式からポート式になっています。最近、各社スライド式をやめた理由ですが、スライドを受けるレールの重量が重いことが理由だそうです。 癸生川: そうなんだ。各社考えているよね、重心を。見た目としてはちょっとシャローに見える。でも大きすぎず、適正な感じ。上がりやすそうだね。