『結婚して地方移住の女性に60万円』目玉施策を撤回のワケは?モヤモヤ消えず記者が担当大臣を直撃 すると「一切検討していない」って…
日本の大問題 政策立案者の芯が求められる
今回の政策案の背景にある問題は単に地方の男性と女性の人口差解消だけでなく東京一極集中の是正や地方からの人口流出解消、少子化の流れを食い止めるという日本が抱え続けている大きなものだ。それだけに、たとえ小さな施策でも批判を受けたらすぐに取り下げるというような姿勢でのぞんでいては問題に立ち向かうことなどできない。 根本的な課題解決にはならずとも、結婚して地方へ移住する女性の一助にはなるのだということをきちんと説明していくこともできただろう。人口流出に歯止めをかけ、地方移住を進めようと汗をかいている地方の自治体もたくさんある。そうした地方をバックアップするのが地方創生であり政府の役割のはずだ。とにかく大臣を含め政策立案者の芯の無さが際立った。 (MBS東京報道部長兼解説委員 大八木友之) ▼MBS東京報道部ポッドキャスト『ナニワ記者永田町に猫パンチ!』では、記者たちが本記事の内容をさらに詳しく深掘り!▼ https://open.spotify.com/episode/53s8KiLbhiZBJMoSIfiCr9