【60代「NYでパートナー探し」の道⑤】日本もNYも同じ、更年期女性の深刻な「CKK問題」って?
NY在住のファッションジャーナリスト杉本佳子さんは、セックスレスが原因で夫と協議離婚することに。トライしてみた新たなパートナー探しだが、子育てや引っ越しなどにてんやわんやで一旦停止。諸問題が落ち着き、改めてパートナー探しを再開するが、その際に不安なことが…。それは洋の東西を問わず、この世代の女性に共有する悩み、「CKK問題」! NYを舞台にOurAge世代の恋愛、婚活をルポする連載、60代「NYでパートナー探し」の道・第5回をお届けしよう。
ーーー やっと新しい住まいに落ち着き、息子も大学進学で他州に住み始め、本格的に相手を探し始めることを決めたとき、私は61歳になっていました。 日本の感覚からいくと、やはり「その歳で?」と思われがちだったようです。っていうか、50代の時に既に冷笑されていました。離婚が決まった後、顔の広そうな女性の先輩に「誰かいい人いたら紹介してください」とお願いしたら、「私はそういうことはできない」と即却下。 少し年上の男性の友人に同様にお願いしたら、後で共通の友人から、「佳子さんからそう言われてなんて言っていいのかわかんなかったよ~って笑いながら言ってたよ」と言われました。 婦人公論の例の記事を読んだ後、「60歳で玉の輿にのる!」と言ったら、「へ~そんなこと本気で思ってるんだ。そりゃすごいわ」と皮肉たっぷりに言った女性の友人もいました。 でも私は実は、そんなふうに否定されると、「なにくそ~、今に見ておれ」と秘かに闘志を燃やすタイプなんです。なので、「ひどい」とは思いましたが、それで相手探しをやめようとは思いませんでした。 それでも気になることが! もう何年もセックスをしていなかったので、私のあそこは果たして使いものになるのだろうか?ということです。 ず~っとピアスをしないとピアスの穴がふさがってきてしまうのと同様に、あそこも今や針の穴くらい小さくなっていて、なんにも入らないのではないか?という恐れがもくもくと頭をもたげてきました。 きゃ~どうしたらいいの? そんな時に目に留まったのが、助産師たつのゆりこさん指導・監修のもとに原田純さんの書かれた「ちつのトリセツ 劣化はとまる」(径書房)でした。これを読んですぐにそこに書かれていたオイルを使った膣マッサージを始め、今でも続けています。