サンチョ、マズラウィ…2024-25シーズン前半戦プレミアリーグ最高の新戦力ベスト10
7. ジェイドン・サンチョ(チェルシー):レンタル
ジェイドン・サンチョとの契約はマンチェスター・ユナイテッド史上最悪の契約のひとつであったことが判明し、8月末、このウイングはチェルシーへ買い取り義務つきでレンタル移籍されることとなった。マンチェスター・Uは2021年にボルシア・ドルトムントからサンチョを7,300万ポンド(約143億円)で獲得したが、彼はその報酬に見合う活躍を見せせれず、エリック・テン・ハーグ元監督との一連の対立の中で、レギュラーに定着することすらできなかった。 しかし、彼の才能について疑う余地はない。自信に満ちたサンチョなら、どのチームにとっても重要な存在になり得ることは、昨シーズン、レンタルで復帰したドルトムントがチャンピオンズリーグ決勝に進出する際に重要な役割を果たしたことで証明されている。同様に、スタンフォード・ブリッジでもプレミアリーグ11試合で5得点に貢献している。 チェルシーには強力な攻撃陣が存在するため、サンチョはエンツォ・マレスカ監督のもとでチームに出たり入ったりしているが、起用されれば彼の輝かしい最高の状態を取り戻しているように見える。最も顕著だったのはトッテナムに4-3で勝利したスリリングな試合においてペドロ・ポロを翻弄していたときで、現在の調子を維持すればイングランド代表に再招集される可能性もある。
6. ファクンド・ブオナノッテ(レスター・シティ):レンタル
ファクンド・ブオナノッテは昨年6月、わずか18歳で世界チャンピオンのアルゼンチン代表としてデビューを果たし、2023-24シーズンにはブライトンで全公式戦で36試合に出場した。そんな中、シーガルズことブライトンが8月に昇格したばかりのレスター・シティにブオナノッテをレンタル移籍させたのは驚きだったが、それは、彼を2028年までアメックス・スタジアムに結びつけるための新しい契約の一部だった。 これはリスクかもしれないが、ブライトンは、ほぼ毎試合、先発出場が保証されるクラブでブオナノッテの成長を加速させたかったのであり、それはすでに成果をあげている。アルゼンチンのロサリオ・セントラル出身のブオナノッテは、ボーンマス戦の虎の子の1点を含む4得点を決めており、レスター・シティでの最初の14試合で2アシストを記録した。 ブオナノッテは、レスターの残留を左右する、前線への貴重なパスを提供できる。自信を持ってボールを運び、幅広いパスでディフェンスを切り裂き、リスクを負うことをいとわない選手である。この新星がシーズン後半にも輝き続けるなら、ブライトンは来夏にかけてヨーロッパ中のトップクラブから、ブオナノッテに関するオファーを受ける可能性があるだろう。