サンチョ、マズラウィ…2024-25シーズン前半戦プレミアリーグ最高の新戦力ベスト10
9. ジョルジニオ・リュッター(ブライトン):4,000万ポンド(約78億円)
ブライトンは、リーズからジョルジニオ・リュッターを獲得すべく、クラブの移籍金額の記録を更新した。ファビアン・ヒュルツェラー監督は彼のことを「ファンを席から立ち上がらせる能力を持つ」FWだと評した。彼はその評判に応え、ダニー・ウェルベックやジョアン・ペドロと強力な関係を築いて、ブライトンが再びヨーロッパの大会への出場権を争う候補となろうとするのに貢献している。 リュッターはこれまでに2得点しか決めていないが、3アシストを記録しており、その魅惑的なドリブルと鋭いパスで常に敵の脅威となり、ブライトンのカウンターにおいても重要な役割を果たしている。「彼は自信を持つのに得点を必要としないタイプの選手で、素晴らしい影響を与えていると思う」と、ヒュルツェラー監督は10月に語っている。 リュッターはシーガルスの攻撃に多様性をもたらし、まだ22歳の彼にはまだまだ多くの可能性がある。
8. マクサンス・ラクロワ(クリスタル・パレス):1,500万ポンド(約29億円)
クリスタル・パレスは、ミカエル・オリーズ、ヨアキム・アンデルセン、ジョルダン・アイェウといった多くの重要な選手を失い、今シーズンは悪夢のようなスタートを切ることとなった。アンデルセンの代わりとして加入したマクサンス・ラクロワなどの新加入選手がチームに適応するまでに時間がかかったが、ラクロワは昨シーズン、ヴォルフスブルクでブンデスリーガの注目すべきセンターバックのひとりであった。 現在のラクロワは、プレミアリーグでも同じような影響力を発揮し始めており、マルク・グエイとトレヴォー・チャロバーの3人でディフェンスの中心となっている。21日のアーセナル戦は1-5と敗れ、イーグルスにとって大きな打撃であったが、それ以前の9試合では1試合しか負けておらず、ラクロワは、マンチェスター・シティとのスリリングな2-2の引き分けの試合で、見事なゴールを決めている。 フランス出身のラクロワはリーグの中でも最もスピードのある選手のひとりであり、ドリブルで抜かれることはほとんどなく、サッカーIQが高く、パスミスが滅多にない。ラクロワは「他のチームはパレスと対戦するのを恐れている」と言うが、それに反論するのは難しい。彼がいるだけでオリヴァー・グラスナー監督のチームは強力となり、彼がこのまま急速に成長し続ければ、降格を回避することは容易だろう。