サンチョ、マズラウィ…2024-25シーズン前半戦プレミアリーグ最高の新戦力ベスト10
5. リアム・デラップ(イプスウィッチ・タウン):2,000万ポンド(約39億円)
非常に残念なことに、リアム・デラップはマンチェスター・シティで実力を示す機会に恵まれなかった。2020年にアカデミーを卒業した後、このイングランド出身FWはペップ・グアルディオラ監督の下でわずか6回しかトップチームで起用されず、夏にイプスウィッチから5年契約を提示されると、当然のことながらエティハド・スタジアムから去ることを決めたのだった。 ところがイプスウィッチは、ほとんどのファンの予想どおりプレミアリーグへの復帰に成功し、最前線にデラップという強力な武器があるため、まだ残留のチャンスが残っていると言える。21歳のデラップは、2024-25シーズンのイプスウィッチでの16試合で見事に6得点を記録しており、アストン・ヴィラ戦(2-2)では2得点とも決めている。これにより、元リヴァプールMFダニー・マーフィーは『マッチ・オブ・ザ・デイ』で、この若者をイングランド代表における「長期的に(ハリー)ケインの後継者になれることは明らか」であると言った。 ストーク・シティで活躍したMFロリーの息子であるデラップは、トップに到達するための身体的および技術的な才能を持っていることは確かで、生まれついてのゴール感覚もある。基本的に、イプスウィッチで唯一の破壊力ある存在として役目を果たしており、現在、苦境にあえぐマンチェスター・Cは彼を手放したことを後悔しているかもしれない。
4. ヌサイル・マズラウィ(マンチェスター・ユナイテッド):1,300万ポンド(約25億円)
マンチェスター・ユナイテッドは、史上初めてクリスマスを前にしてプレミアリーグのボトムハーフに沈むという運命にあえいでいる。新監督のルベン・アモリムは、徐々にチームに新しいアイデンティティを持ちこもうとしているが、マンチェスター・Uは今なおテン・ハーグ元監督を長居させたサー・ジム・ラトクリフの決定を引きずっており、これから5月までの間にさらなる苦痛が待ち受けていることは間違いない。 しかしテン・ハーグが行ったことの中で正しかったことがひとつある。バイエルン・ミュンヘンから加入したヌサイル・マズラウィは、マンチェスター・Uにとって数少ない明るい要素のひとつであり、異なるポジションでのプレーを要求されても一貫して堅実なパフォーマンスを見せている。 「彼は攻撃の仕方を知っているし、非常に優れたテクニックがあり、1対1の守備でも非常に優れている」と、今月初め、アモリム監督は語った。「彼は現代的なプレーヤーだ。チームの未来だと思う」。 アモリム監督の言うことは一理ある。マズラウィは27歳でキャリアの最盛期にあり、バイエルンで2年間のフラストレーションに耐えた後、ついにオールド・トラッフォードで居場所を見つけたようなのだ。このモロッコ代表選手は低調なマンチェスター・Uにおいて手本となる選手であり、シーズン後半にチーム全体が彼の例に倣えば希望が持てる状況になるだろう。