いまネットで買える「格安ウエディングドレス」が増加中…その思わぬ落とし穴
《ウエディングドレス1着70万もする見積もりをみて驚愕、、1日レンタルするだけだぞ、、 まじで頭沸いてない?笑 ぼったくりすぎやて、、 ほんま理解できない世界や》 【写真】ネットで買える「格安ウエディングドレス」、その思わぬ落とし穴 10月6日にXへ投稿された上記のポストが大きな話題となり、議論を巻き起こしている。 このポストに対するネット上の意見では、「たった1日レンタルするだけなのに、なぜそんなに高いのか?」といった価格に異を唱える意見と、「それだけのコストがウエディングドレスにはかかっているから仕方ない」という意見が対立している。「予算内のドレスを選んだはずが、オプション費用が嵩み結局手が届かない額に膨らんだ」という人の実体験も投稿され、ウエディングドレスの価格や結婚式費用について賛否両論が広がっているのだ。 今回は、ウエディングドレスの価格についてや、ブライダル業界が直面する課題と現状について、ウエディング・ブライダル・結婚準備の専門家であり、結婚相談サービス「ブライダルナビ」代表の中西由美氏に話を伺った。(以下、「」内は中西氏のコメント) 近年はネットショップなどで、安価なウエディングドレスも手に入るようになってきたが、そのようなドレスは実際どうなのだろうか? 記事前編は【1回着るだけで70万円…「ウエディングドレスのレンタル代」は高すぎるのか、その意外なウラ事情が見えてきた】から。
安価なドレスの落とし穴
「近年、ネットショップでも安価なウエディングドレスが手に入るようになりました。実際にご相談者さまからも『ネットに載っているウエディングドレスって実際どうなんですか?』と質問されることも増えてきました。確かに手頃な価格で購入やレンタルができるようですが、ネットの商品は専門のショップで用意するものと比べるとかなり品質が落ちてしまいます。レースやビジューの作り込み、素材の質感などが大きく違いますし、いくら費用を安く押さえたいというご要望でも、個人的にはあまりおすすめはできません」 ネットで売られている格安ウエディングドレスは、たとえば現物を確認したことがあって品質に納得できていたり、高額のドレスと比較して質が劣る点を理解したりしたうえで購入するのであれば“アリ”なのかもしれないが、そうでない場合は要注意ということか。 「また、ウエディングドレスは結婚式当日の保管や搬入の手配も重要です。ネットで購入したドレスを持ち込んだ場合、管理が行き届かず、当日トラブルが発生することも少なくありません。専門のドレスショップでは、ドレスを丁寧に保管し、結婚式場への配送や管理を徹底することで、一生に一度の晴れ舞台を安心して迎えることができるという安心感を提供しているとも言えるでしょう。こうしたサービスも含まれていることから、ウエディングドレスのレンタル料は一見すると高額に思えるかもしれませんが、価格に見合う価値があると私は考えています」