五輪談合疑惑の調査「今月中に中間まとめ公表の予定」小池都知事会見12月9日(本文1)
卵子凍結の支援を検討するに至った背景は
記者:NHKの中村です。よろしくお願いします。健康な女性の卵子凍結に関してお伺いします。知事はこの前の都議会で、健康な女性の卵子凍結の支援を検討する考えを示されました。あらためて、検討する、前向きに検討するということだと思いますけども、それに至った背景といいますか、意義についてお伺いします。 小池:これまで卵子凍結は、世界でもいろいろな形で進んできた国々もございます。また、アメリカなどは、企業がそれを福利厚生のような形で、この卵子凍結をバックアップするという企業などもあります。わが国においても、すでにそういう、これを進めている企業もあるというふうに聞いております。一方、都としまして、これまでは、いわゆるAYA世代のがん患者さん、若い世代でがんを患って、そのためのさまざまな治療を受けていく中で出産っていうのはなかなか厳しいという方々の卵子凍結をすることによって治療後の出産のチャンスをサポートするということで、すでにこれについては支援をしております。 今回は、いわゆる社会的適応というジャンルに入るかと思いますが、将来の選択肢としての卵子凍結ということで、子供を産む方に対する支援の充実という観点から、都として対応を検討していきたいと考えております。ただし、それをどのような形で、どう進めて、いつからということについては、議論、そしてまた確認などをしながら進めていきたいと思いますけれども、しかしながら来年度予算に盛り込むぐらいの形の早さっていうので考えていきたいと思っております。 やはり今、少子化っていうことは大きな問題。そして女性活躍というのも別の大きな問題。これらを併せて考えますと、1つの選択肢として考えられるのではないだろうかと。それを望んでおられる女性がいかに多いことか。本当に安心して、だけどさまざまな、この卵子凍結の、それから母体への、対しての、なんですかね、負担であるとか、そのあとの、そういう流れの中で、年はどうしてもその間にもう取っていくわけで、そのときに母体として安全なのかとか、さまざまな観点があろうかと思います。産科婦人科学会などについては後ろ向きということも聞いております。そこをどのような形で進めていけるのか、課題はなんなのか、それぞれ整理をしたいというふうに思っております。 記者:ありがとうございました。追加でよろしいでしょうか。 小池:はい。 【書き起こし】小池都知事会見12月9日 全文2に続く