五輪談合疑惑の調査「今月中に中間まとめ公表の予定」小池都知事会見12月9日(本文1)
五輪談合疑惑の調査の進捗は
記者:では幹事社の朝日新聞から。今日、2点お伺いします。五輪の談合の関係で調査チームを11月の24日に立ち上げられているかと思いますけれども、その際に、だいたい1カ月ぐらいをめどにというふうなことだったんですけれども、現在の、どのぐらいの態勢で進められていて、現在どういった進捗状況にあるのか、また、中間まとめの発表のめどなどが見えていれば、また教えてください。 小池:入札談合ですけれども、現在、調査チームの下でテストイベントなどに関係した職員から聞き取りを行っております。そしてまた、事実関係の確認を進めているところであります。さらに職員以外からの聞き取りを行う、そのような必要が生じた場合には、捜査が今行われていますので、捜査に支障を及ぼさないという範囲で実施を検討しております。また、テストイベントに係ります契約手続きなどの適正性の確認も進めて、今後の捜査の状況にもよりますけれども、今月中をめどに中間のまとめを行い、公表をすると、そういう予定でございます。まさに目下、調査中でございます。
保育士の配置基準に関する施策を打ち出す考えは
記者:すいません、ありがとうございます。2点目が、静岡の保育園なんかで、また暴行で保育士が逮捕されるというふうな事件が起きたり、ほかの施設でも似たようなことが報じられることがよくあると思うんですが、その行為自体は特にもう、何か弁解の余地があるようなものではないと思うんですけれども、背景として保育士の配置の数が、国のほうで決めているものなんですけれども、例えば4歳児であれば1人に30人というふうな人数が今、配置基準として決まっていたりして、かなり前から、10年ぐらい前から見直しをするべきじゃないかという議論は進んでいる、されているようなんですけれども、特にまだそういった基準が変わるというふうなところには至っておりませんでして。基礎自治体なんかでは独自に、加配という形で人数を増やしたところに補助金を出すとか、そういった取り組みをしているところもあります。 東京都、実際、何か人数のところに、国が決めるものなので、関わるものではないんですけれども、補助金なんかの助成を見ると、いろんな、何に使ってもいいですよというふうな形で助成金が出たりとか、自治体に補助金が出たりとかっていうのはあるみたいなんですけれども、その配置基準というところに絞った何か、例えば国に先駆けて、このぐらいの配置基準を満たすと、例えばこういった助成を出しますよとか、具体的に配置基準の見直しに絡むような、そういった何か施策を打ち出されたりするようなお考えとかご検討とかっていうのはされていないかというのをお伺いしたいです。 小池:まずご質問のこの事件でありますけれども、報道されている状況、そこから考えましても、子供の安全・安心、最も配慮されるべき園で、保育所などにおいて、こうしたことが起きたっていうことは本当に残念ですし、親御さんにとっても心配だと思います。 それから、ご質問ですけれども、都としまして今現在、保育士の負担を軽減するため、保育の補助を行う人材に係る経費を支援、すでにしているところであります。今、もうご質問にもありましたけれども、認可保育所における保育士の配置基準というのは国の児童福祉法で定められておりますので、まずは国において検討すべきものだと考えておりますが、今、都としても、申し上げましたように、保育士の負担を軽減するということでの支援を行っているところでございます。あってはならない事件だというふうに考えております。 記者:では各社さん、よろしくお願いします。 小池:TBS。