【40代・50代のビタミンD活】日本人はほぼ皆ビタミンD不足! そこで、大人女子5名がビタミンD検査をやってみた! はたして不足度は?
更年期のせいと思っているその不調、ビタミンD欠乏かも?
ビタミンDは、免疫を調整する働きをはじめ、あまりにも全身の機能にかかわることから「ビタミンというよりはホルモンに分類したほうがいい」といわれている。 つまり、ビタミンDが欠乏すると病気のリスクが増え、とても危険な状態になるということ。 以下は、ホリック博士によるビタミンD欠乏による病気のまとめから。 《ビタミンDの欠乏に関連するおもな病気》 ●神経精神障害(うつ病など) ●感染症(COVID-19含む) ●高血圧症・心臓血管病 ●肝障害 ●腎不全 ●小腸の吸収障害 ●筋痛・筋力低下 ●関節リウマチ ●くる病・骨軟化症 ●骨粗しょう症 ●2型糖尿病 ●肥満 ●皮膚病 ●アレルギー性疾患 (ぜんそく・じんましん・ アトピー性皮膚炎など) ●自己免疫性疾患(リウマチ・1型糖尿病・ 多発性硬化症など) ●がん(乳がん・大腸がん・その他のがん) 【欠乏する原因】 屋内にいる習慣 紫外線対策のしすぎ Immunologic Effects of Vitamin D on Human Health and Disease. Nutrients. 2020 Jul 15;12(7):2097. より作成 「特に、女性はビタミンDが不足しないように気をつけてほしいもの。40代以降の女性は更年期特有のいろいろな症状が出ます。 ただ、その中には女性ホルモンのせいでなく、ビタミンD不足による症状や、欠乏症状そのものが起きていることもあります」 ビタミンD欠乏の可能性もある更年期症状の例としては… ■うつっぽい、やる気が起きない(セロトニンの合成力が落ちたため) ■体調をくずしやすい、風邪を引きやすい(免疫の調整不良) ■腰痛や関節痛(骨軟化症の症状かも) ■筋力低下(筋肉の合成力も落ちます) ■イライラ・怒りっぽい(ビタミンD欠乏によりマグネシウムの吸収が低下) 「特に更年期、閉経期には、急激に骨密度が減って骨粗しょう症に近づいたり、サルコペニア(筋肉量の減少・筋力の低下)のリスクも上がります。 女性ホルモンを気にするだけでなく、ビタミンDを補うことも覚えておいてくださいね」