名古屋・広沢市長、今年の漢字は「新」 「15年ぶりの新市長」と「新たな施策」に思い込める
名古屋・広沢市長、今年の漢字は「新」 「15年ぶりの新市長」と「新たな施策」に思い込める
名古屋市の広沢一郎市長は16日、市役所で定例記者会見に臨んだ。年内最後の定例会見で、河村たかし前市長時代から恒例の「今年の漢字」として「新」の一文字を披露。「名古屋市政にとって15年ぶりの新市長という思いと、新たに(施策を)進めていきたいという決意を込めた」と説明した。 【動画】名古屋・広沢一郎市長が定例会見(2024年12月16日)
河村市政継承なので「ガラッと変えるわけではない」
「今年の漢字」は会見を主催する市政記者クラブが色紙を渡し、市長が直筆を披露するのが恒例となっている。河村前市長は「メダルかじり騒動」があった2021年に「謝」、自民党の裏金問題がクローズアップされた昨年は「裏」を選んだ。 広沢市長は「ちょっとベタではありますが」として「新」の字をしたためた色紙を手にし、「市長の継承と言っているのでガラッと変えるわけではないが、私なりに新たなやり方や新たな施策も進めていきたい」と述べた。
武将観光PRの流れで「河村さんは信長、私は秀吉」
新たな観光キャンペーンとして「なごや英傑 聖地巡礼『家紋印』めぐりスタンプラリー」を始めたと発表した。 名古屋ゆかりの武将に関連する市内のスポット5カ所(織田信長=桶狭間古戦場観光案内所、豊臣秀吉=豊國神社、徳川家康=名古屋城、前田利家=前田速念寺、加藤清正=秀吉清正記念館)にスタンプを設置。スタンプ台紙となっているパンフレットに5つのスタンプを押し、オアシス21iセンターか名古屋市金山観光案内所に持ち込むとオリジナル家紋印5枚セットがプレゼントされる(先着1500人)。 さらにスタンプをすべて集めた人は、来年3月1日、2日に市内で開かれる「にっぽん城まつり2025」の名古屋市ブースに行けば、前田慶次のオリジナル家紋印とオリジナル家紋印帳をもらえる(先着1000人)。キャンペーンは来年3月9日まで。 広沢市長は「武将観光は名古屋ならではのコンテンツ。しっかりやっていきたい」とした上で、自身や河村前市長を三英傑に例えるならと問われ、「河村さんがケンカ上等な信長なら、私は秀吉。支えてきた面が強いので」と答えた。 (関口威人/nameken)