名古屋・河村市長の今年の漢字は「裏」 自民党の裏金問題批判し「こんな国でどうする」
名古屋市の河村たかし市長は18日、市役所で定例記者会見に臨んだ。今年を表す漢字として「裏」の一文字を披露。政権中枢を直撃している自民党の裏金問題を念頭に「裏金を議員間同士でやり取りし、鉄の団結を作る。こんな国に住んどってどうするんですか」と憤りをあらわにした。 【動画】名古屋・河村市長が定例会見(2023年12月18日)
色紙を裏側に示し「逆か?」ととぼける
「今年の漢字」は会見を主催する市政記者クラブ側が色紙を渡し、年内最後の定例会見で市長が直筆を披露するのが恒例となっている。一昨年は「謝」、昨年は「旧」だった。 河村市長はこの日の会見で、まず色紙を裏側にして見せて「逆か?」ととぼけ、表に返して「裏」の字を見せた。 「日本の納税者は厳しく(税務調査などを)やられて、納税者の金を使って政治をやってる連中は(裏金作りが許されて)ええんですか」と指摘。裏金が地方議員を含めて日本の政治にはびこり、信念を貫けない議員を作っているとした上で「この重い病気をただすには、議員の非家業化と任期制限や市民並み給与に変えていくことに取り組まないと」などと持論を展開した。
日本保守党の候補者「都知事選で出したい」
共同代表を務める「日本保守党」が候補者の公募を始めることについて、「(政治)塾みたいなものと候補者の公募と同時にやっていきたい。(東京・大阪・名古屋が活動の中心となる中で)東海ブロックは特に熱入れようということになっている」と述べた。 一方、具体的な選挙日程と絡めては「(来年7月に投開票予定の)都知事選で候補者を出したい」と明言した。 (関口威人/nameken)