名古屋・広沢市長、自身のボーナス「年収800万円になるよう後で調整」
名古屋・広沢市長、自身のボーナス「年収800万円になるよう後で調整」
名古屋市の広沢一郎市長は9日、市役所で定例記者会見に臨んだ。明日支払われる予定の自身のボーナスについて、「年収800万円をマニフェストに掲げたが、まだ条例を出していない。最初は満額に近い額が振り込まれるが、後で年間通して800万円になるよう(当局に)調整してもらう」と述べた。 【動画】名古屋・広沢一郎市長が定例会見(2024年12月9日)
名古屋城に小型昇降機「何階までと今決めるべきではない」
初当選から2週間が過ぎ、「議会が開会中だったので、まず議会の答弁調整や各局のレクが続いた。忙しい2週間だったが、だんだんと落ち着いてきた」と振り返った。 名古屋城天守閣の木造復元については、市議会で小型昇降機の設置方針を「可能な限り上層階へ」と答弁したことが、「1、2階まで」としていた河村たかし前市長の方針と変わるのかと問われると、「私は基本的には『何階まで』ということを今決めるべきではないと思っている」と説明。「復元の基準を外れないこと、江戸情緒を損なわないことを守りつつ、どこまで小型昇降機を付けられるのかチャレンジしたい」と述べた。「江戸情緒」に関して、復元天守の中で「(小型昇降機の)異物感があまりにも強烈だとちょっとマズイ。そのあたりをいろんな方から幅広く意見を伺った上で最終的に(市として)判断したい」と強調した。
減税日本「ガバナンス強化、組織だってやっていきたい」
河村前市長が立ち上げた地域政党「減税日本」について、広沢市長が副代表から「代表代行」の立場に就いた一方、所属議員の離党の動きに歯止めがかからないなどガバナンスの弱さが指摘されており、「他の政党に比べると教育や指導などに弱い面があるのは確か。もう少し組織だってやっていきたい」と述べた。来月から「河村たかし政治塾」も開き、党勢拡大を図っていくという。 (関口威人/nameken)