【55歳からの婚活コラム1】もし夫や妻を亡くしたら…再婚はアリ?
婚活アドバイザー立花えりこが解説!
漫画「ねこかわ結婚相談所」で人気の婚活アドバイザー立花えりこの「55歳からの婚活コラム」。1回目は死別後の婚活で、再婚の葛藤や事実婚の現状を解説し、新たな幸せを見つけるヒントを紹介します。 ■【全話読む】漫画「ねこかわ結婚相談所」にゃあ!
パートナーを失った喪失感と婚活の第一歩
・【全話読む】漫画「ねこかわ結婚相談所」 【ねこかわ結婚相談所 2】オトナ婚活で夫死別の寂しさと決別!の漫画でも取り上げましたが、長年夫婦生活を共にした連れ合いを亡くした時の喪失感は計り知れません。若い頃の死別でしたら、仕事や子育てにがむしゃらになり、結果として「やるべきこと」に救われたという方も多いと聞きます。 でも子どもがいなくて、二人きりで仲よく暮らしてきた夫婦や、専業主婦だった女性、定年退職してこれから妻とのんびりとセカンドライフをと考えていた男性など、パートナーありきの世界で生きてきた人の死別のショックは相当なものです。 突然死なのか、闘病の末の病死なのか、亡くなり方によるところもありますが、心にポッカリと穴が空いて今までできていたことができなくなる人や鬱状態になってしまう人もいるくらいです。 そんな方々にとって、結婚相談所の門を叩くのはとても高いハードルなんです。最初は、マッチングアプリやお見合いパーティーなど、一番手軽そうなものから始める方も多いのではないでしょうか。
再婚への葛藤と「未亡人」という言葉
そして、日本には、「未亡人」という昔ながらの言葉があります。現代では、この言葉も女性蔑視の差別表現だという声もありますが、今の60代以上の方には、いまだにこのような昔の感覚が無意識に残っていて、再婚することに後ろめたさがあるようにも思います。 「亡くなった人に申し訳ない」と、中には不倫をしているような感覚になる人もいるようです。昭和世代特有の女性の奥ゆかしさといえばそうなのですが、それもこれも、まわりに冷ややかな反応をする人が少なからずいるからです。 死別しても亡くなった夫の親戚付き合いや交友関係は、一気になくなるものでもありません。「〇〇さんの奥さん、再婚したんだね」と知られたくない。女性にとっては、世間体を気にして、再婚して苗字が変わることに抵抗がある方もいます。