はやぶさ2がリュウグウ着陸 JAXA会見(全文1)タッチダウンに成功した
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、記者会見を行い、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へのタッチダウン(着陸)に成功したと発表した。 【動画】「はやぶさ2」がリュウグウ着地へ JAXA管制室の模様をライブ配信 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「はやぶさ2」がリュウグウ着地へ JAXA管制室の模様をライブ配信」に対応しております。 ◇ ◇
津田プロジェクトマネージャの報告
司会:それでは時間になりましたので始めさせていただきます。「はやぶさ2」タッチダウンに関する記者会見です。もう紹介するまでもなく、皆さまお聞きになりたいと思いますので津田プロマネからよろしくお願いいたします。 津田:皆さま、お集まりいただきましてどうもありがとうございます。「はやぶさ2」プロジェクトマネージャの津田です。本日、人類の手が新しい、小さな星に届きました。JAXAは小惑星探査機「はやぶさ2」を、小惑星リュウグウへタッチダウンさせ、リュウグウの試料を採取する運用を実施しました。「はやぶさ2」から送られてきたデータを確認した結果、サンプル採取のためのプロジェクタイル、弾丸ですね、の発射を含む、「はやぶさ2」のタッチダウンのためのシーケンスが予定どおり実施されたことが確認できました。「はやぶさ2」の状態は正常であり、今般、リュウグウへのタッチダウンを成功させることができました。 予定、10月にもともと着地を計画しておりましたが、そこから延期してちょっと皆さまにもご心配をお掛けしたと思いますが、この4カ月間、計画を万全にして、きのう、今日と着陸に臨みました。結果として、想定の中ではベストの状態で着陸、思いどおりの着陸ができたというふうに考えております。ここまでご支援いただいた皆さま、それから非常に多くの方から応援、声援をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。 それからこの運用はJAXAだけではなく国内外のサイエンスメンバー、それから宇宙機関ですね。NASA、それからDLR、CNES、ドイツ、フランスの宇宙機関も含む、各国のメンバーから協力をいただいています。それから、このプロジェクトの遂行に日本政府からもご支援をいただいてここまでこぎ着けることができました。ここまで実現できたこと、こういう場を実現できたこと、非常に感謝しております。どうもありがとうございます。