立憲・枝野代表が会見 代表辞任へ(全文2)ボトムアップの政治は道半ば
発信が不足していたという思いは?
横田:その発信が不足していたという思いはあるんでしょうか。志位委員長を含めて野党4党。 枝野:いや、私は逆、今申し上げたこと。決して1つの政権をつくるわけでもないし、もちろん閣内でもないし、政権そのものに直接コミットするわけでもないにもかかわらず、あたかもそれらが前提であるかのように受け止められてしまった力不足、これが最大の反省点です。 横田:山本太郎代表との。 司会:まとめてください。【***00:56:43】質問ですから。 横田:山本太郎代表の出馬表明と撤回に関する、に対する。 枝野:他党との関係の細かいことについて、いろんな経緯の中で出てきていることでありますので、コメントするべきことではないと思っています。 横田:立民の評判を落としたという反省はないんですか。 枝野:個別のいろんな経緯については、それぞれの党にそれぞれの事情がある中でベストを尽くしてまいりました。 司会:横田さん、そこまででお願いします。じゃあIWJさんお願いします。
辞任する必要があるのか
Independent Web Journal:Independent Web Journal、IWJの渡会です。よろしくお願いします。今回の衆議院選挙の結果の責任を取る形で代表辞任とのことでありますけれども、立憲民主の得票数を見ますと2017年選挙では1108万4890票から、今回の2021年選挙では1149万1997票と、40万票増えております。また2014年、民主党時代は得票で977万票でしたから、200万票近く得票を伸ばしたことになります。得票率でも2014年は18.33%、2017年と比較しますと若干ではありますが19.88%から20.00%と増えております。減らした議席も14で、15議席の自民党より少ない。なのに、岸田総理は国民から信任を得たと胸を張っているのに、立憲の枝野さんはマスメディアから総攻撃されて責任を過剰に痛感している気がします。事前の予想で立憲議席増を勝手に予想しておいて、それが外れたからとバッシングするマスコミの身勝手さに過剰にお付き合いして辞任する必要があるのでしょうか。 また、今回の選挙では意図的に隠されていましたが、本質的な争点は緊急事態条項を核とする自民党4項目の改憲か、その改憲案に反対かであったことは明らかです。そこから考えますと、来夏の参議院選挙はこの国の命運を懸けた政治の一大決戦となることは明らかです。立憲民主党は野党第1党として、そして緊急事態条項を核とする自民党改憲案4項目に反対する改憲反対派として、この国の市民、国民に対して重大な責任を負っているのではないでしょうか。改憲が行われ、自民党案の制限も解除規定もない、内閣の独裁を半永久化する、緊急事態条項により民主制自体が否定されることは明白です。 このような状況下では、野党第1党の代表に誰が就くかは一党内の人事の問題では済まない、国民的な重大事なのではないでしょうか。すでに後継の代表選に名乗りを上げた人物の中には、自民党よりも改憲に貪欲な姿勢を見せる、維新と寄り添うような発言をしている小川淳也議員のような方もいらっしゃいます。この代表人事を誤ればこの国の未来を危うくする、そのような視点で考えなければ立憲民主党は分裂しかねず、結果として改憲派を利することになりかねないと思います。 代表選にご自身も出馬されるか、自民党総裁選で安倍元総理が高市早苗氏を支持したように、ご自身が後継の候補としてふさわしいと思う人物を指名・支持するか、またそうした際に緊急事態条項は絶対に許さないと、今度こそこの問題を焦点に据えて野党共闘で戦うことを後継者の条件として提示するとか、枝野さんのお考えをお伺いしたいと思います。 【書き起こし】立憲・枝野代表が会見 代表辞任へ 全文3に続く